国際文化会館創立60周年記念連続シンポジウム「世界での日本の立ち位置」

【国際文化会館創立60周年記念連続シンポジウム】
「世界での日本の立ち位置」

中国の台頭、そして東南アジアが勢いを増す中で右肩上がりの成長に限界がみえてきた日本の国際社会における立ち位置は今後どのようになるのでしょうか。
前半では、対外的に日本がたどってきた近年の歴史と現在の国際社会における日本の立ち位置について考えます。後半では、米国、中国、韓国、東南アジアからの国際的な有識者を講師に迎え、世界が日本をこれまでどのように見てきたか、これから日本に何を期待するのかうかがいながら、今後の方向性を考えます。

60周年ロゴ

  • ※本プログラムは終了いたしました。
  •  モデレーター: 明石 康 (国際文化会館 理事長)
  •  主催: 公益財団法人 国際文化会館
  •  助成: 社団法人 東京倶楽部、独立行政法人 国際交流基金

【国際文化会館創立60周年記念連続シンポジウム】
第6回 「世界とアジアにおける中国、日本、そしてアメリカ」

  •  日時: 2013年1月22日(火) 1:30~3:30 pm
  •  会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
  •  用語: 英語 (同時通訳あり)
  •  会費: 1,000円 (学生、会員無料)
写真:Wang Jisi講師: 王缉思 北京大学国際関係学院院長
北京大学修士号取得後、講師、准教授、副学部長を歴任。1993年より2005年まで中国社会科学院アメリカ研究所所長を務め、2005年より現職。中国共産党中央党校国際戦略研究所所長(2001-2009)を兼任。その他、中国国際関係学会副会長、中華アメリカ学会会長、英国オックスフォード大学、米国UCバークレー大学の客員研究員などを歴任。専門分野は、アメリカ外交、米中関係。

ディスカッサント:
宮本 雄二 元在中国日本国大使
外務省にて中国課長を務めたほか、軍縮課長、外務大臣秘書官、軍縮・軍備管理担当審議官(大使)などを歴任。2006年から2010年まで在中国日本国大使。現在、日中友好会館副会長。著書に『これから、中国とどう向き合うか』(日本経済新聞社出版 2011)。

毛里 和子 早稲田大学名誉教授
専門は、中国政治と外交・東アジアの国際関係。在上海日本国総領事館専門調査員、日本現代中国学会理事長などを歴任。現代中国研究の第一人者として、日本における中国研究、アジア地域研究の組織化に貢献してきた。

 

【国際文化会館創立60周年記念連続シンポジウム】
第5回 「アメリカの世紀(1945-2015)における日米関係」

  •  日時: 2012年11月15日(木) 1:30~3:30 pm
  •  会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
  •  会費: 1,000円 (学生、会員無料)
  •  用語: 英語(同時通訳あり)
写真:エズラ・ヴォーゲル講師: エズラ・ヴォーゲル ハーバード大学名誉教授
戦後の米国を代表する東アジア研究の第一人者。ハーバード大学ヘンリー・フォード社会科学研究講座名誉教授。専門は現代日本および中国。ハーバード大学東アジア研究センター所長およびジョン・フェアーバンク研究センター所長などを歴任。主な著書に、『ジャパン・アズ・ナンバーワン』、『アジア四小龍―いかにして今日を築いたか』やDeng Xiaoping and the Transformation of China [鄧小平と中国の変容]など。

ディスカッサント:
渡邊 昭夫 東京大学名誉教授
東京大学卒業、オーストラリア国立大学にてPh.D取得。東京大学教授、青山学院大学教授、平和・安全保障研究所理事長などを歴任。専門は国際政治学、日本外交論。著書に『サンフランシスコ講和』(編著、東京大学出版会、1985年)、『現代日本の国際政策』(編著、有斐閣、1997年)、『首相官邸の決断』(共著、中公文庫、2002年)などがある。

北岡 伸一 政策研究大学院大学教授/元国連代表部次席大使
立教大学教授、東京大学教授、特命全権大使・国際連合日本政府次席代表などを歴任。また、「日中歴史共同研究」日本側委員座長、「いわゆる『密約』問題に関する有識者会議」座長なども務め、2012年より現職。著書に『グローバルプレイヤーとしての日本』(NTT出版、2010年)、『日本政治の崩壊』(中公公論新社、2012年)などがある。

 

【国際文化会館創立60周年記念連続シンポジウム】
第4回 「不安定な三角関係:日中の間の韓国」

  •  日時: 2012年10月23日(火) 1:30~3:30 pm
  •  会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
  •  会費: 1,000円 (学生、会員無料)
  •  用語: 英語(同時通訳あり)
写真:韓昇洲講師: 韓 昇洲 (ハン・スンジュ) 元韓国外交通商部長官
国連キプロス特使、ルアンダ・ジェノサイド国連調査ミッションメンバー、駐米大使、コロンビア大学教授、高麗大学総長などを歴任。主著にKorean Diplomacy in an Era of Globalization [グローバル化の時代における韓国の外交](1995)、Nam Gwa Puk, kurigo Sekye [二つのコリアと世界](2000)などがある。

ディスカッサント:
李 鍾元(リー・ジョンウォン) 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授
専門は、国際政治、東アジア国際関係。立教大学教授などを経て、2012年より現職。主著に、『東アジア冷戦と韓米日関係』(東京大学出版会 1996年 大平正芳記念賞などを受賞)、『歴史としての日朝国交正常化』(法政大学出版局 共編著、2012年)など。

添谷 芳秀 慶應義塾大学東アジア研究所所長
米国ミシガン大学博士号(国際政治学)。専門は、国際政治学、アジア太平洋の国際関係、日本外交。『日本の「ミドルパワー」外交――戦後日本の選択と構想』(筑摩書房[ちくま新書]2005年)。

 

【国際文化会館創立60周年記念連続シンポジウム】
第3回 「東南アジアからみた日本の課題と展望」

  •  日時: 2012年10月3日(水) 1:30~3:30 pm
  •  会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
  •  会費: 1,000円 (学生、会員無料)
  •  用語: 英語(同時通訳あり)
写真:トミーコー講師: トミー・コー シンガポール外務省無任所大使
駐米大使、米国-シンガポール自由貿易協定の交渉責任者などを歴任。主著にThe Making of the ASEAN Charter [アセアン憲章の形成] (共著Singapore: IPS & World Scientific Publishing, 2009) などがある。

ディスカッサント:
白石 隆 日本貿易振興機構アジア経済研究所(IDE-JETRO)所長/ 政策研究大学院大学(GRIPS)学長
米国コーネル大学より博士号取得。京都大学東南アジア研究センター教授などを経て2007年よりアジア経済研究所所長、2011年よりGRIPS学長を兼任。『海の帝国-アジアをどう考えるか』(中公新書、2000)で第1回読売・吉野作造賞受賞。

田中 均 (株)日本総合研究所 国際戦略研究所理事長
京都大学卒業後、外務省入省。北米局審議官、在サンフランシスコ日本総領事、経済局長、アジア大洋州局長を経て、政務担当外務審議官を務め、2005年退官。著書に『外交の力』(日本経済新聞出版社、2009年)などがある。

 

【国際文化会館創立60周年記念連続シンポジウム】
第2回 「戦後日本として—その展開とゆくえ」

  •  日時: 2012年9月25日(火) 1:30~3:30 pm
  •  会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
  •  会費: 1,000円 (学生、会員無料)
  •  用語: 日本語(通訳なし)
写真:五百旗頭 真講師: 五百旗頭 真 前防衛大学校長
1943 年生まれ。京都大学博士号取得。神戸大学教授、防衛大学校長などを歴任後、2012 年よりひょうご震災記念21世紀研究機構理事長、復興推進委員会委員長も務める。主な著書に、『米国の日本占領政策――戦後日本の設計図(上・下)』(中央公論、1985 年、サントリー学芸賞受賞)、『占領期――首相たちの新日本』(講談社、2007 年、吉野作造賞受賞)など。

ディスカッサント:
チャールズ D. レイクII 米日経済協議会会長/アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)日本における代表者・会長
米国通商代表部日本部長などを歴任後、ワシントンの法律事務所にて弁護士として勤務。2008年よりアフラック日本における代表者・会長に就任。東京証券取引所グループ社外取締役、社団法人経済同友会幹事などを兼務。

田所 昌幸 慶應義塾大学法学部政治学科教授
京都大学より博士号取得。2002年より現職。専門は、国際政治経済学、イギリス外交。主著に『「アメリカ」を超えたドル』(中公新書、2001年)など。

 

【国際文化会館創立60周年記念連続シンポジウム】
第1回 「日本にとって1930年代が意味するものとは何か」

  • 日時: 2012年9月11日(火) 1:30~3:30 pm
  • 会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
  • 会費: 1,000円 (学生、会員無料)
  • 用語: 日本語(通訳なし)
写真:加藤 陽子講師: 加藤 陽子 東京大学大学院人文社会系研究科(日本史学)教授
東京大学大学院博士課程修了。山梨大学助教授、スタンフォード大学フーバー研究所訪問研究員などを経て現職。専攻は日本近現代史。主な著書に『満州事変から日中戦争へ』(岩波新書 2007)、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(朝日出版社、小林秀雄賞受賞 2009)など。

ディスカッサント:
佐藤 卓己 京都大学大学院教育学研究科准教授(メディア文化論担当)
京都大学博士(文学)。2004年より現職。主著に、『「キング」の時代』(岩波書店2002、日本出版学会賞受賞、サントリー学芸賞受賞)、『言論統制』(中央公論新社2004、吉田茂賞受賞)など。

森山 優 静岡県立大学国際関係学部准教授
日本学術振興会特別研究員などを経て、現職。九州大学より博士号取得(文学)。専門は日本近現代史。主著に『日本はなぜ開戦に踏み切ったか』(新潮社、2012)など。