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- 講師: 蟹江憲史 (慶應義塾大学大学院教授)
- 日時: 2017年6月13日(火) 0:15~1:30 pm (開場: 11:45 am)
- 会場: 国際文化会館 講堂
- 用語: 日本語(通訳なし)
- 会費: 1,000円(学生:500円、国際文化会館会員:無料) (要予約)
2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)は、大気汚染やフードロスの軽減など世界共通の目標設定によるガバナンスという新しい戦略を提示しています。SDGsには17の目標と169のターゲットがあり、2030年に目指すべき方向性が示されていますが、どのようにそれを達成するかのルールはありません。一見乱暴にも見えるこの方法ですが、よく見ると現代社会の特徴を極めてよく捉えたユニークな仕組みになっています。本講演ではその本質を解き明かし、官民それぞれの取り組み方や経済・外交への影響などについて分析します。
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略歴: 蟹江 憲史(かにえ・のりちか)
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授、国連大学サステイナビリティ高等研究所 (UNU-IAS) シニアリサーチフェロー。北九州市立大学助教授、東京工業大学大学院社会理工学研究科准教授を経て現職。Earth System Governance プロジェクト科学諮問委員、Future Earth SDGs Knowledge Action Network 共同議長などを兼任。専門は国際関係論、地球システム・ガバナンス。特に気候変動やサステイナビリティに関する国際制度研究に重点を置き、2013~2015年度には環境省環境研究総合推進費戦略研究プロジェクトS-11(持続可能な開発目標とガバナンスに関する総合的研究プロジェクト)プロジェクトリーダー(http://kanie.sfc.keio.ac.jp/post2015/)を務めた。近著に『持続可能な開発目標とは何か~2030年へ向けた変革のアジェンダ』(ミネルヴァ書房、2017年)がある。蟹江研究室のHPはこちら。