【japan@ihj】 芸術と科学を通じた真理を求めて ―バックミンスター・フラーとイサム・ノグチ―

  • 講師: 貞尾 昭二 (イサム・ノグチ財団元ディレクター)
  • 聞き手: クリストファー・ブレイズデル (国際文化会館芸術監督)
  • 日時: 2013年6月14日(金) 7:00 pm-
  • 会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール (※会場が講堂から変更となりました。)
  • 用語: 英語 (通訳なし)
  • 会費: 無料 (要予約)

20世紀の重要な芸術家であるバックミンスター・フラーとイサム・ノグチは、同時代の建築家や芸術家にとって常に知的インスピレーションの源泉となってきました。建築家/哲学者であるフラー、そして彫刻家/デザイナーであるノグチの二人は、どんな組織や学派にも帰属しない孤高の思想家でもありました。両者に共通する、独立志向・個人主義やアウトサイダーとしての批判精神の尊重は、次第に互いの親近感を養うこととなり、二人はその交流から生涯にわたり芸術と科学を通じた真理を探究することとなりました。本プログラムではこれまであまり知られることのなかった二人の交友関係を紹介しながら、芸術と科学という一見異なる世界の地平にあるものを探究する、境界(分野や国境)を超えたコラボレーションの意義について、貞尾氏に論じていただきます。

略歴:貞尾 昭二

写真:貞尾昭二1927年米国生まれ。コーネル大学で建築を学ぶ。1954年コーネル大在学中に知り合ったバックミンスター・フラー氏と仕事をはじめ、1964年フラー・サダオ事務所を立ち上げる。フラー氏を通じ、イサム・ノグチ氏の知遇を得る。1960年代にイサム・ノグチの彫刻・庭園プロジェクトに参加、1971年イサム・ノグチ財団の設立に関わり、1991~2003年まで財団のディレクターを務める。