- 講師: 清水 さゆり(ミシガン州立大学教授)
- 司会: ロバート・ホワイティング(ジャーナリスト)
- 日時: 2012年3月23日(金) 7:00 pm-
- 会場: 国際文化会館 講堂
- 会費: 無料(要予約)
- 用語: 英語(通訳なし)
今春、東京で予定されているシアトル・マリナーズとオークランド・アスレチックスの開幕試合は、3.11東日本大震災後の復興に対する米国メジャーリーグによる支援の姿勢を打ち出しています。1949年「米国の野球大使」レフティ・オドール監督率いるサンフランシスコ・シールズが、1949年日本を対戦巡業をし、敗戦で疲弊した日本人の心を鼓舞したことは、その前例です。本講演では、刊行予定のTranspacific Field of Dreams: How Baseball Linked the U.S. and Japan in Peace and War (University of North Carolina Press, 2012) に基づき、日米野球交流史の中の、歴史的に重要なその1章を再考します。
略歴:清水 さゆり
コーネル大学歴史学部にて博士号取得。専門は米国史、おもに米国外交史、国際関係史。日米センター・SSRC安部フェロー(2003-2004)、フルブライト・フェロー(1986-1988)、フルブライト上級研究員(アメリカ側派遣、2010)。主な著書に、Creating People of Plenty: The United States and Japan’s Economic Alternatives, 1950-1960 (Kent: The Kent State University Press, 2001) など。今後の刊行予定書にPacific Crossings: U. S.-Asian Relations in a Changing World, 1850-2000 (Sage, forthcoming in 2012) など。