モニク・トゥルン『ブック オブ ソルト』バイリンガル朗読会
- 2015年3月27日(金)7:00 pm 国際文化会館 講堂
- スピーカー:モニク・トゥルン(小説家・日米芸術家交換プログラムフェロー)
- コメンテーター:小林富久子(翻訳者・城西国際大学客員教授)
- 用語: 英語・日本語(逐次通訳つき)
- 会費: 無料 (要予約)
- 共催: 日米友好基金
日米芸術家交換プログラムで来日中のベトナム系米国人作家モニク・トゥルン氏による『ブック・オブ・ソルト』(彩流社 2012)の朗読を行います。1920-30年代パリを舞台に、詩人ガートルード・スタインの料理人となったベトナム人男性の波乱の半生を描いた本作は、2003年に米国で出版されるとベストセラーとなり、数々の文学賞を受賞、これまでに13 カ国語に翻訳されました。米文学者で本作の邦訳を担当した小林富久子氏も交え、創作秘話や日本で行う次回作のリサーチについてもうかがいます。
【モニク・トゥルン・プロフィール】
ニューヨーク、ブルックリン在住。第一作『ブック・オブ・ソルト』(Houghton Mifflin, 2003年)がベストセラーとなり、ニューヨークタイムズ紙の「注目すべきフィクション」に選出、またニューヨーク公共図書館のヤング・ライオン・フィクション賞など数々の賞を受賞した。二作目の『ビター・イン・ザ・マウス』(Random House, 2010年)は米国芸術文化アカデミーのローゼンタール基金賞を受賞し、バーンズ・アンド・ノーブルなど大手書店の2010年度ベストフィクションにも選ばれた。2012年にはヘルシンキ高等研究院のビジティング・ライター、2010年にはグッゲンハイム・フェロー、2007年にはプリンストン大学のホッダー・フェローに選出。2016年の秋にはニューヨーク市立大学バルーク校でのシドニー・ハーマン・レジデンスが決定している。イエール大学、コロンビア大学ロースクール卒業。
2015年3月、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯に基づく次作『The Sweetest Fruits (仮題)』取材のため来日。文化をまたいで生きた彼に重要な影響を及ぼした、4人の女性たちを通して、ハーンの一生が描かれる予定である。
- 作家ウェブサイト: http://www.monique-truong.com/
Photo: Michele Panduri Metalli