【特別シンポジウム】 「対外政策の大変動は起こるか~安全保障環境の変動と日本を取り巻く主要国の対外政策変更の可能性」

  • ※本講演は終了いたしました。
    • 日時: 2016年2月3日(水) 6:30~9:00 pm
    • 会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
    • 共催: 渋沢栄一記念財団、サントリー文化財団、国際文化会館
    • 用語: 日本語/英語(同時通訳あり)
    • 会費: 無料 (要予約、先着150名)

    このたび『苦渋の選択―対外政策変更に関する理論』(デイヴィッド・ウェルチ著、田所昌幸監訳、千倉書房、2016年2月刊行予定)の出版を記念して、特別シンポジウムを開催します。

    冷戦が終わってからすでに四半世紀が経過し、日本だけではなくアメリカに対しても急速に勢力バランスを強化する中国、クリミア併合に見られるロシアの現状変更的態度、中東秩序の混乱に伴う移民の流出やISによるテロ攻撃などにみられるように、国際環境の構造は大きく姿を変えたように見えます。このような構造の変動に応じて、東アジアの主要国の対外政策にも、今後大きな変更がありうるでしょうか。またそうだとするとどのような変更が考えられるでしょうか。2008年にISA(国際政治学会)の国際安全保障分野の最優秀賞を受賞し、このたびその邦訳が出版されることになったウェルチ教授の著作で展開されている理論的枠組みを手がかりにしつつ、東アジアの国際政治で起こりうる変動について議論を深めます。

    【基調講演】
     デイヴィッド・A・ウェルチ(ウォータールー大学教授)
    【パネリスト】
     山本吉宣(新潟県立大学教授、東京大学名誉教授)
     細谷雄一(慶應義塾大学教授)
    【司会】
     田所昌幸(慶応義塾大学教授)

    デイヴィッド・A・ウェルチ(ウォータールー大学教授)写真:デイヴィッド・A・ウェルチ
    政治学博士(ハーバード大学)。主な著書に『キューバ危機―ミラー・イメージングの罠』(共著:ドン・マントン、中央公論新社、2015年)、『「普通」の国 日本』(共編著、千倉書房、2014 年)、Painful Choices: A Theory of Foreign Policy Change (プリンストン大学出版、2005 年)がある。