- 講師: 青木 涼子 (能×現代音楽アーティスト)
- 日時: 2017年11月4日(土) 1:30~3:00 pm
- 会場: 国際文化会館 講堂
- 用語: 日本語(通訳なし)
- 会費: 無料 (要予約)
能という、武士の庇護を受けて発展してきた男性の世界で、家元の家系でもなく、女性でありながら能を学び、現在世界を舞台に活躍する青木氏。既存の枠組みの中にいられなかったからこそ、違う枠組みを探し求めてきたといいます。欧米を中心に現代音楽とのコラボレーションなどを通して新しい表現者を目指す青木氏にお話をうかがいます。
青木 涼子 (能×現代音楽アーティスト)
東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻卒業(観世流シテ方専攻)。同大学院音楽研究科修士課程修了。ロンドン大学博士課程修了(Ph.D取得)。世界の主要な作曲家と共同で、能と現代音楽の新たな試みを行い、日本だけでなく世界の音楽祭に招待されている。2010年より作曲家に委嘱するシリーズを主催。14年にデビューアルバム「能×現代音楽」をリリース。13年にマドリッドのテアトロ・レアル王立劇場にてG・モルティエのキャスティングのもと、W・リーム作曲オペラ《メキシコの征服》(P・オーディ演出)のマリンチェ役で好演。15年度文化庁の文化交流使に任命され、ヨーロッパで活動を行った。あいちトリエンナーレ2016で、A・デュモン作曲オペラ《秘密の閨》に主演。2017年春には三越伊勢丹JAPAN SENSESのメインビジュアルに起用。同年12月にはパリ・フェスティバル・ドートンヌ、ケルン・フィルハーモニーにて細川俊夫作曲、平田オリザ台本の室内オペラをアンサンブル・アンテルコンタンポランと共に世界初演する。18年1月にフェデリコ・ガルデッラ作曲のオーケストラ曲をソリストとしてフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団と共に世界初演し、2月にはアムステルダムでロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と共演予定。青木涼子公式ホームページ: ryokoaoki.net
東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻卒業(観世流シテ方専攻)。同大学院音楽研究科修士課程修了。ロンドン大学博士課程修了(Ph.D取得)。世界の主要な作曲家と共同で、能と現代音楽の新たな試みを行い、日本だけでなく世界の音楽祭に招待されている。2010年より作曲家に委嘱するシリーズを主催。14年にデビューアルバム「能×現代音楽」をリリース。13年にマドリッドのテアトロ・レアル王立劇場にてG・モルティエのキャスティングのもと、W・リーム作曲オペラ《メキシコの征服》(P・オーディ演出)のマリンチェ役で好演。15年度文化庁の文化交流使に任命され、ヨーロッパで活動を行った。あいちトリエンナーレ2016で、A・デュモン作曲オペラ《秘密の閨》に主演。2017年春には三越伊勢丹JAPAN SENSESのメインビジュアルに起用。同年12月にはパリ・フェスティバル・ドートンヌ、ケルン・フィルハーモニーにて細川俊夫作曲、平田オリザ台本の室内オペラをアンサンブル・アンテルコンタンポランと共に世界初演する。18年1月にフェデリコ・ガルデッラ作曲のオーケストラ曲をソリストとしてフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団と共に世界初演し、2月にはアムステルダムでロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と共演予定。
新渡戸国際塾とは
国際文化会館は日本ならびに日本人の国際的な存在感が希薄になっている現状に鑑み、次世代を担う人材育成のため「新渡戸国際塾」を開校しました。「国際性」と「リーダーシップ」をテーマに、塾生たちは、講師陣の豊かで先駆的な生き方や専門性から、多様な考え方と視点を学んでいます。最終年度となる第十期は期を通して「揺らぐ国際秩序―来るべき世界の枠組み」について考えます。各分野の第一線で活躍する講師陣による講演を一部公開していますので、是非ご参加ください。