- 講師: 毛 丹青(作家、神戸国際大学教授)
- 日時: 2017年11月18日(土) 1:30~3:00 pm
- 会場: 国際文化会館 講堂
- 用語: 日本語(通訳なし)
- 会費: 無料 (要予約)
尖閣諸島をめぐり日中関係が冷え込んだ直後の2011年1月に、日本の文化や暮らしを中国人に紹介して話題となった月刊誌『知日』。その主筆を務め、2016年には在日中国人の目を通して日本を伝える雑誌『在日本』を創刊し、これまでとは全く違う角度や視点で日中関係を見つめる毛教授に、新たな関係構築の担い手となる塾生世代に向けてお話しいただきます。
毛 丹青/マオ・タンチン(作家、神戸国際大学教授)
北京大学東方言語文学科卒業後、中国社会科学院哲学研究所助手を経て、1987年、三重大学に留学。商社勤務などを経て、日中両語による執筆活動を開始。来日してから日本各地への旅を続け、中国人の目線で見た「ありのままの日本」を中国の主要な旅行雑誌などで特集記事として紹介してきた。中国各地の大学に赴き、「日本と私の日常」というテーマで講演を行うなど、日中文化交流に尽力している。代表作『にっぽん虫の眼紀行』(法蔵館、1998年/文春文庫、2001年)をはじめ、著書やソーシャルメディアなどを通じて日本を積極的に発信するほか、2011年には日本文化に特化したビジュアル月刊誌『知日』を北京で創刊、その主筆を5年間にわたって務めた。2016年4月に雑誌『在日本』を上海で創刊、現在編集長を務める。他にも又吉直樹氏の小説『火花』(文藝春秋)を中国語に翻訳するなど、中国人の日本理解促進に大きく貢献している。2017年9月に神戸市文化奨励賞を受賞。
北京大学東方言語文学科卒業後、中国社会科学院哲学研究所助手を経て、1987年、三重大学に留学。商社勤務などを経て、日中両語による執筆活動を開始。来日してから日本各地への旅を続け、中国人の目線で見た「ありのままの日本」を中国の主要な旅行雑誌などで特集記事として紹介してきた。中国各地の大学に赴き、「日本と私の日常」というテーマで講演を行うなど、日中文化交流に尽力している。代表作『にっぽん虫の眼紀行』(法蔵館、1998年/文春文庫、2001年)をはじめ、著書やソーシャルメディアなどを通じて日本を積極的に発信するほか、2011年には日本文化に特化したビジュアル月刊誌『知日』を北京で創刊、その主筆を5年間にわたって務めた。2016年4月に雑誌『在日本』を上海で創刊、現在編集長を務める。他にも又吉直樹氏の小説『火花』(文藝春秋)を中国語に翻訳するなど、中国人の日本理解促進に大きく貢献している。2017年9月に神戸市文化奨励賞を受賞。
新渡戸国際塾とは
国際文化会館は日本ならびに日本人の国際的な存在感が希薄になっている現状に鑑み、次世代を担う人材育成のため「新渡戸国際塾」を開校しました。「国際性」と「リーダーシップ」をテーマに、塾生たちは、講師陣の豊かで先駆的な生き方や専門性から、多様な考え方と視点を学んでいます。最終年度となる第十期は期を通して「揺らぐ国際秩序―来るべき世界の枠組み」について考えます。各分野の第一線で活躍する講師陣による講演を一部公開していますので、是非ご参加ください。