※本イベントは終了いたしました。
- 日 時: 2021年6月18日(金)6:30~7:45 pm
- 会 場: オンライン
※ご登録いただいた方に、URLをお知らせいたします。 - 講 師: 渡辺 靖(慶應義塾大学環境情報学部教授、国際文化会館理事)
- 対 談: 近藤 正晃ジェームス(国際文化会館理事長)
- 用 語: 日本語(通訳なし)
- 会 費: 視聴無料(要申込み)
世界的に活躍されている会員の方々を講師に招いて開催している会員特別講演会。
6月は、アメリカ研究の専門家で文化人類学者の渡辺靖先生をお迎えします。
通常、会員限定で実施していますが、今回はオンラインでの開催とし、特別に一般公開いたします。この機会にぜひご視聴ください。
多様な文化や民族が混じり合い、溶け合うことで新しい共通文化を形成してきた移民大国アメリカ。近年は、白人至上主義や自国第一主義を支持する動きが高まり、昨年の「ブラック・ライブズ・マター」(BLM、黒人の人権擁護運動)やアジア系住民へのヘイトクライムに端を発した対立など、格差の広がりと社会の分断は深刻さを増しています。
本講演会では、エンパシーを持って他者を理解することの大切さを説く渡辺先生に、日本にとっても対岸の火事ではないこれらの問題を、どのように捉え考えるべきか、課題や新しい視座を共有いただきます。また後半には理事長の近藤正晃ジェームスが、私たちは二極化しつつある世界を克服できるのか、対談形式でお話を伺います。
質疑応答の時間も設けておりますので、お申し込みの際にぜひご質問をお寄せください。
渡辺 靖(慶應義塾大学環境情報学部教授、国際文化会館理事)
上智大学外国語学部卒業後、ハーバード大学より博士号(社会人類学)取得。オックスフォード大学シニア・アソシエート、ハーバード大学国際問題研究所アソシエートなどを経て現職。他にもケンブリッジ大学フェロー、パリ政治学院客員教授、北京大学訪問学者など歴任。文化人類学、文化政策論、アメリカ研究を専門とし、アメリカ白人社会についてその内部からインタビュー調査を行う手法で過去に例のない実態研究を進め、著作『アフター・アメリカ—ボストニアンの軌跡と<文化の政治学>』(慶應義塾大学出版会、2004年)でサントリー学芸賞を受賞。人々の生きた声をもとにその社会の実態に迫っていくと同時に、グローバル化し変容する社会でのパブリック・ディプロマシー、広義の文化保護の観点などを踏まえながら、文化・外交の可能性を考察する重層的な研究・提言を行っている。外務省外交・安全保障調査研究事業費補助金審査・評価委員会委員長として外交シンクタンクの支援等も行う。著書に『文化と外交―パブリック・ディプロマシ—の時代』(中央公論新社、2011年)、『<文化>を捉え直す—カルチュラル・セキュリティの発想』(岩波新書、2015年)ほか多数、近著に『白人ナショナリズム アメリカを揺るがす「文化的反動」』(中央公論新社、2020年)。
上智大学外国語学部卒業後、ハーバード大学より博士号(社会人類学)取得。オックスフォード大学シニア・アソシエート、ハーバード大学国際問題研究所アソシエートなどを経て現職。他にもケンブリッジ大学フェロー、パリ政治学院客員教授、北京大学訪問学者など歴任。文化人類学、文化政策論、アメリカ研究を専門とし、アメリカ白人社会についてその内部からインタビュー調査を行う手法で過去に例のない実態研究を進め、著作『アフター・アメリカ—ボストニアンの軌跡と<文化の政治学>』(慶應義塾大学出版会、2004年)でサントリー学芸賞を受賞。人々の生きた声をもとにその社会の実態に迫っていくと同時に、グローバル化し変容する社会でのパブリック・ディプロマシー、広義の文化保護の観点などを踏まえながら、文化・外交の可能性を考察する重層的な研究・提言を行っている。外務省外交・安全保障調査研究事業費補助金審査・評価委員会委員長として外交シンクタンクの支援等も行う。著書に『文化と外交―パブリック・ディプロマシ—の時代』(中央公論新社、2011年)、『<文化>を捉え直す—カルチュラル・セキュリティの発想』(岩波新書、2015年)ほか多数、近著に『白人ナショナリズム アメリカを揺るがす「文化的反動」』(中央公論新社、2020年)。