【2020 日米芸術家交換プログラム】オンラインプレゼンテーション2021

YouTubeチャンネルにて、2020 日米芸術家交換プログラムの5つのプロジェクトの動画を公開中です。

ミニドキュメンタリー『A SENSE OF PLACE』詳細
アーティストのジェシー・シュレシンジャーと料理家の船越雅代が、食と農業という視点を通してサステナビリティを探究すべく、米国カリフォルニアでコラボレーションを行いました。コロナ禍の影響を受けてプロジェクトの大幅変更を余儀なくされた結果、二人は自分たちが求める芸術体験について、改めて問いかけることになりました。時代の移ろいや自然、農業、工芸に意識を向ける作家達の視点が交わり、食をめぐる場を見つめ直します。

ミュージックビデオ『KATA』(特別編集版)詳細
空手は戦後日本からアメリカに伝わった文化の中でも最も古く、日米交流の象徴とも言える武道です。空手にインスパイアされた作曲家のジーン・コールマンとそのチームはデジタル技術を用いてパフォーマーの動きや脳波を読み取り、そのデータを基に楽曲『KATA』を構築しています。日本の武道と音楽といった伝統的な表現と、脳波スキャナーといった最先端の技術を組み合わせて誕生する、新時代のコンテンポラリーミュージック・コンサートです。当初予定していた都内での公演は新型コロナウイルス感染症の流行を受けてキャンセルとなった為、特別編集した短編映像作品として公開されました。アーティストのがプロジェクトについて語るハイライト動画と合わせてお楽しみ下さい。

日米キッズ・パブリックアートプロジェクト『United By Emotions』詳細
フィラデルフィアを拠点に活動するアーティストのベン・ヴォルタと、Chara-Rimpaプロジェクトの桑門超、佐倉康之らが、日米の子どもたちとパブリックアート作品を制作しました。スポーツにおける創造的な動きの中で表現されるエネルギーに着想を得て、子供たちに自らのエネルギーや感情を線として表現し、それが円を描いてリングを作るとしたらどのようになるかを想像してもらいながら作られています。このコラボレーションは当初都内での展示を予定していましたが、コロナ禍の影響を受けて変更し、佐伯とフィラデルフィアにおけるインスタレーションやモザイクの壁画という形で公開されました。作品は現在、2022年3月にかけてパナソニックセンター東京内ミュージアム『AkeruE』にて展示中です。

アーティスト・トーク『旅はすみか -Journey Itself Home』詳細
東日本大震災から10年、あの日からのことを、言葉と声で想像しなおす。コロナ禍のさなか、米国カリフォルニア州を拠点に活動するインターディシプリナリー・アーティストユニットのmarksearch(スー・マーク、ブルース・ダグラス) と、世田谷区に在住するマルチ・メディアアーティストの阿部浩之と遠藤夏香らがチームを組み、がリモートで被災地の若者たちと音という観点から心の復興について考えるアートプロジェクトに取り組みました。安全、強さ、未来への希望とは何かを問いかけ、録音したやりとりを「音の俳句」として、東北の津波石になぞらえた3つの「声の記念碑」にきざみ、都内の各所に設置して人々と触れ合う様子を追っています。本トークイベントは2021年7月27日から8月8日にかけて行われた世田谷美術館の展示に先駆て行われました。

ダイジェスト『日米ダンス合作:コンテンポラリーとストリート』詳細
米国NYを拠点に活動するダンスカンパニー、Kizuna Danceを率いるキャメロン・マッキニーと、世界各国の新進のダンスカンパニーに振り付けを提供してきた島﨑徹。日米の二人の振付家が2020日米芸術家交換プログラムにおいて新しいコンテンポラリーダンス作品を制作することになりました。作品には日米ダンサーの個人史や異なる文化にある共通点が織り込まれ、共に踊ることで互いの絆を確かめ合うことを目指しています。