本イベントは終了しました。
- 講 師:
鈴木 一人(国際文化会館 地経学研究所長、東京大学公共政策大学院教授)
細谷 雄一(国際文化会館 アジア・パシフィック・イニシアティブ研究主幹、慶應義塾大学法学部教授)- モデレーター: 神保 謙(国際文化会館常務理事、慶應義塾大学総合政策学部教授)
- 日 時: 2023年2月20日(月)7:00~9:00 pm ※懇親会(終演後~9:00 pm)
- 会 場: 岩崎小彌太記念ホール
- 用 語: 日本語(通訳なし)
- 対 象: 国際文化会館 個人または法人会員
- 会 費: 5,000円/名(要申込み)
2月24日に勃発1年を迎えるウクライナ戦争は、未だ終結の兆しが見えない状況が続いています(1月26日現在)。いま、戦争や紛争、政治的対立を経済的に読み解く「地経学」があらためて注目されています。経済安全保障の第一人者である鈴木氏と、外交史を専門とし政府の安全保障と防衛に関する委員を歴任した細谷氏に、新国際秩序と地経学リスクとどう向き合えばよいのかお話いただきます。講演後に質疑応答の時間を、終演後には懇親会も設けておりますので、ぜひご参加ください。
鈴木 一人(国際文化会館 地経学研究所長、東京大学公共政策大学院教授)
立命館大学大学院国際関係研究科修士課程修了、英国サセックス大学大学院ヨーロッパ研究所博士課程修了(現代ヨーロッパ研究)。筑波大学大学院人文社会科学研究科専任講師・准教授、北海道大学公共政策大学院准教授・教授などを経て2020年10月から東京大学公共政策大学院教授。国連安保理イラン制裁専門家パネル委員(2013-15年)。2022年7月、国際文化会館の地経学研究所(IOG)設立に伴い所長就任。著書に『技術・環境・エネルギーの連動リスク』(岩波書店、2015年)、『EUの規制力』(遠藤乾氏と共編、日本経済評論社、2012年)、『宇宙開発と国際政治』(岩波書店、サントリー学芸賞、2011年)、『Policy Logics and Institutions of European Space Collaboration』(Ashgate Publishers, 2003)、『グローバリゼーションと国民国家』(田口富久治氏と共著、青木書店、1997年)。細谷 雄一(国際文化会館理事、アジア・パシフィック・イニシアティブ研究主幹、慶應義塾大学法学部教授)
立教大学法学部卒業、英国バーミンガム大学大学院国際学研究科修了(MIS)、慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程および博士課程修了。博士(法学)。北海道大学法学部専任講師、敬愛大学国際学部専任講師、プリンストン大学客員研究員(フルブライト・フェロー)、パリ政治学院客員教授(ジャパン・チェア)などを経て現職。安倍晋三政権において、「安全保障と防衛力に関する懇談会」委員(2013年)、および「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」委員(2013-14年)、国家安全保障局顧問会議顧問(2014-16年)を歴任。自民党「歴史を学び、未来を考える本部」顧問(2015-18年)著書に『戦後国際秩序とイギリス外交 ―戦後ヨーロッパの形成、1945~51年』(創文社、サントリー学芸賞、2001年)、 『外交による平和 ―アンソニー・イーデンと二十世紀の国際政治』(有斐閣、櫻田会政治研究奨励賞、2005年)、 『外交 ―多文明時代の対話と交渉』(有斐閣、2007年)、 『倫理的な戦争 -トニー・ブレアの栄光と挫折』(慶應義塾大学出版会、読売・吉野作造賞、2009年)、 『国際秩序 ―18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ』(中公新書、2012年)、 『〔戦後史の解放Ⅰ〕歴史認識とは何か ―日露戦争からアジア太平洋戦争へ』(新潮選書、2015年)、 『安保論争』(ちくま新書、2016年)、 『迷走するイギリス』(慶應義塾大学出版会、2016年)、 『〔戦後史の解放Ⅱ〕自主独立とは何か』(新潮選書、2018年)、 『軍事と政治 日本の選択-歴史と世界の視座から』(編著、文春新書、2019年)。神保 謙(国際文化会館常務理事・APIプレジデント、慶應義塾大学総合政策学部教授)
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了(政策・メディア博士)。専門は国際政治学、安全保障論、アジア太平洋の安全保障、日本の外交・防衛政策。タマサート大学(タイ)で客員教授、国立政治大学、国立台湾大学(台湾)で客員准教授、南洋工科大学(シンガポール)客員研究員を歴任。政府関係の役職として、防衛省参与、国家安全保障局顧問、外務省政策評価アドバイザリーグループ委員などを歴任。著書に『「核の忘却」の終わり:核兵器復権の時代』(勁草書房、2019年)、『現代日本の地政学』(共著、中央公論新社、2017年)、『民主党政権:失敗の研究』(共著、中央公論新社、2013年)、『アジア太平洋の安全保障アーキテクチャ:地域安全保障の三層構造』(編著、日本評論社、2011年)、『学としての国際政治』(共著、有斐閣、2009年)、The New US Strategy towards Asia: Adapting to the American Pivot (共著、London: Routledge, 2015年)、China’s Power and Asian Security (共著、London: Routledge, 2014年)。