中満泉(国際連合事務次長・軍縮担当上級代表)
2023年10月13日(金)
「大変革時代のリーダーシップ」
1989年に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に入所。UNHCRでは、旧ユーゴスラビア、トルコ、イラク北部、ジュネーブ本部などで勤務。湾岸戦争やボスニア紛争の最前線で危機対応や人道支援に従事。その後、国連平和維持活動(PKO)局で政策部長、アジア・中東部長、国連開発計画(UNDP)危機対応局長などを歴任し、2017年より現職。大量破壊兵器、通常兵器や新興技術分野など軍縮・国際安全保障分野を主管。また2005年から2008年まで一橋大学法学部、国際・公共政策大学院教授。国際協力機構(JICA)平和構築 客員専門員、外務省海外交流審議会委員などを兼任。責任分野の軍縮をはじめ、女性の地位向上やジェンダー平等などの優先課題について様々な場で提言などを行っている。主要著書に『未来をつくる!新しい平和学習(5)平和のための国際連合』(岩崎書店、2022年)『未来をつくるあなたへ』(岩波書店、2021年)『危機の現場に立つ』(講談社、2017年)など。
馬田 隆明((東京大学FoundX ディレクター)
2023年9月15日(金)
「未来を実装する」
日本マイクロソフトを経て、2016年から東京大学。東京大学では本郷テックガレージの立ち上げと運営、2019年からFoundXディレクターとしてスタートアップ支援とアントレプレナーシップ教育に従事する。スライドやブログなどで情報提供を行っている。主な研究分野は社会実装、アントレプレナーシップ教育、スタートアップ、スマートシティほか。主要著書に『解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法』(英治出版、2022年)、『未来を実装する』(英治出版、2021年)『成功する起業家は居場所を選ぶ』(日経BP、2019年)『逆説のスタートアップ思考』(中公新書ラクレ、2017年)などがある。
青木淳(建築家/東京芸術大学教授)
2023年9月30日(土)
「建築、都市、開発」
京都市京セラ美術館の館長および東京芸術大学教授。
1956年神奈川県生まれ。東京大学工学部建築学修士修了。磯崎新アトリエ勤務を経て、1991年に独立し、青木淳建築計画事務所(現在はASに改組)を設立。 主な作品に「青森県立美術館」、「大宮前体育館」、「三次市民ホールきりり」、西澤徹夫との共働による「京都市美術館(通称:京都市京セラ美術館)」、ルイ・ヴィトンの一連の店舗など。1999年及び2021年と2度、日本建築学会賞、2004年に芸術選奨文部科学大臣新人賞、2020年に毎日芸術賞を受賞。主な著書に『フラジャイル・コンセプト』 (建築・都市レビュー叢書 / NTT出版)、『JUN AOKI COMPLETE WORKS』(1・2・3巻 / LIXL出版)、『原っぱと遊園地』(1・2巻 / 王国社)、『青木淳 ノートブック』(平凡社)、編著に『建築文学傑作選』(講談社文芸文庫)など。東京藝術大学建築科教授、京都市美術館(通称:京都市京セラ美術館)館長。
江藤名保子(学習院大学教授/地経学研究所 上席研究員 兼 中国グループ・グループ長)
2023年10月27日(金)
「テクノロジーと地政学リスク」
学習院大学法学部政治学科教授。専門は現代中国政治、日中関係、東アジア国際情勢。人間文化研究機構地域研究推進センター研究員、日本貿易振興機構アジア経済研究所副主任研究員、シンガポール国立大学東アジア研究所客員研究員、北京大学国際関係学院客員研究員などを経て現職。著書に『日中関係 2001-2022』(共著、東京大学出版会、2023年)『中国ナショナリズムのなかの日本‐「愛国主義」の変容と歴史認識問題』(勁草書房、2014年)などがある。日本国際問題研究所、中曾根康弘平和問題研究所、東京財団政策研究所、笹川平和財団などの研究プロジェクトにおいて中国政治を担当。
塩野誠(地経学研究所 経営主幹 兼 新興技術グループ・グループ長)
2023年10月27日(金)
「テクノロジーと地政学リスク」
経営共創基盤(IGPI)共同経営者、JBIC IG Partners代表取締役CIO(最高投資責任者)、JB Nordic Ventures取締役、内閣府デジタル市場競争会議WG議員、産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会WG委員などを務める。また、シティバンク銀行、ゴールドマン・サックス証券、ベイン&カンパニー、ライブドア証券(取締役副社長)等を歴任。国内外で企業や政府機関の戦略立案・実行やM&Aのアドバイザリーに従事。テクノロジー領域の事業開発のプロジェクトを多く手掛け、企業投資では15年以上の経験を有し、近年はロシア、欧州で活動。著書に『世界で活躍する人は、どんな戦略思考をしているのか? 』(KADOKAWA/中経出版、2015年)。『デジタルテクノロジーと国際政治の力学』(NewsPicksパブリッシング、2020年)等。
長谷川祐子(金沢21世紀美術館館長/東京藝術大学名誉教授)
2023年10月21日(土)~22日(日)
「金沢市・南砺市スタディ・ツアー」
2023年11月24日(金)
「関係価値を形成する、キュレーションの力。共感を生む、アートの力」
キュレーター/美術批評。京都大学法学部卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。水戸芸術館学芸員、ホイットニー美術館客員キュレーター、世田谷美術館学芸員、金沢21世紀美術館学芸課長及び芸術監督、東京都現代美術館チーフキュレーター及び参事を経て、2021年4月から金沢21世紀美術館館長。文化庁長官表彰(2020)。主な企画展・国際展に、第7回イスタンブール・ビエンナーレ「エゴフーガル」(2001年)、第 4 回上海ビエンナーレ (2002 年)、第 29 回サン・パウロ・ビエンナーレ (2010 年)、第11回シャルジャ・ビエンナーレ「re-emerge, toward a new cultural cartography(リ・イマージ: 新たな文化地図をもとめて)」(2013年)、第7回モスクワ・ビエンナーレ「Clouds⇆Forest」(2017年)、第2回タイランド・ビエンナーレ(2021年)など。主要著書に、『キュレーション 知と感性を揺さぶる力』(NHK 出版新書、2011年)『「なぜ?」から始める現代アート』(集英社新書、2013 年)『破壊しに、と彼女たちは言う──柔らかに境界を横断する女性アーティストたち』(東京藝術大学出版会、2017)『ジャパノラマ―1970年以降の日本の現代アート』(水声社、日本語版、英語版2021)など。
冨山 和彦(株式会社経営共創基盤 IGPIグループ会長)
2023年11月17日(金)
「アジア、文明論」
ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表取締役を経て、2003年 産業再生機構設立時に参画しCOO就任。2007年 経営共創基盤(IGPI)を設立し代表取締役CEO、2020年10月より現職。2020年 日本共創プラットフォーム(JPiX)を設立し代表取締役社長就任。
パナソニック社外取締役。経済同友会政策審議会委員長、日本取締役協会会長。内閣府税制調査会特別委員、金融庁スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議委員、国土交通省インフラメンテナンス国民会議会長、内閣官房新しい資本主義実現会議有識者構成員、他政府関連委員多数。東京大学法学部卒、スタンフォード大学経営学修士(MBA)、司法試験合格。
神保謙(国際文化会館常務理事/慶応義塾大学教授)
2023年9月2日(金)
「イントロダクション・セッション」
慶應義塾大学総合政策学部教授。専門は国際政治学、安全保障論、アジア太平洋の安全保障、日本の外交・防衛政策。
タマサート大学(タイ)、国立台湾大学(台湾)、南洋工科大学(シンガポール)などにて客員准教授や客員研究員を歴任。また、日本政府の防衛省参与、国家安全保障局顧問、外務省政策評価アドバイザリーグループ委員などを歴任。主要著書に『流動する世界秩序とグローバルガバナンス (シリーズ 総合政策学をひらく)』(廣瀬陽子氏と共著、慶應義塾大学出版会、2023年)『ウクライナ危機で世界はどう変わるのか』(全2巻)(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2022年)などがある。