【Architalkシリーズ 2024 特別編ポッドキャスト】
「シアスター・ゲイツ:アフロ民藝」

ポッドキャスト配信

 

  • スピーカー:シアスター・ゲイツ(アーティスト・都市計画家)
  • 配信日:2024年5月30日
  • 主催:公益財団法人 国際文化会館
  • 助成:一般財団法人MRAハウス/一般社団法人住環境財団/米日財団

彫刻と都市計画を学んだシアスター・ゲイツ氏は、治安の悪化が著しかった故郷米国シカゴのサウスサイドを拠点に、彫刻、陶芸といったアート、建築、音楽などをフックに「ドーチェスター・プロジェクト」を展開、地域の人々が集まるコミュニティ空間を創出し、地域活性化に貢献したアーティストです。またアメリカの公民権運動のスローガンである「ブラック・イズ・ビューティフル」と日本の民藝運動の哲学を融合させた「アフロ民藝」という言葉を生み出し、陶芸・彫刻だけはなくジャンルを横断し、ハイブリットな文化活動を実践し国際的に高く評価されています。

今回は、京都の茶楼で開催した「アフロ民藝」と題したトークセッションの模様をポッドキャスト配信いたします。
 
柳宗悦、河井寛次郎、濱田庄司らが提唱した、名もなき職人が生んだ日常生活のための工芸に美を見出した日本の民藝運動とアフリカン・アメリカンのルーツの美を貴ぶ「ブラック・イズ・ビューティフル」運動。その二つの哲学を融合し可能性を提案するシアスター・ゲイツ氏の「アフロ民藝」の根幹にある考え方をお話しいただきました。

シアスター・ゲイツ(アーティスト・都市計画家)
都市デザインと陶芸などを学び、彫刻、インスタレーション、地域再生プロジェクトなどジャンルを横断する活動で知られる。2009年に非営利団「Rebuild Foundation」をシカゴに立ち上げ、都市の打ち捨てられた建物を文化的施設に再生するプロジェクトをアートの実践として行っている。世界的な建築家が設計者として毎年選出されるイギリスのサーペンタイン・パヴィリオンを2022年に担当し、アート、建築と社会的実践への新しい視点をもたらす作品を制作。また日本の民芸運動とアフリカン・アメリカン芸術の美学を癒合する哲学である「アフロ民藝」の作品も数多く制作している。

Photo: Rankin

 

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