- 日時: 2011年7月8日(金)7:00 pm
- 会場: 国際文化会館 講堂
- スピーカー: ジェーン・ラキー(ビジュアル・アーティスト) 、トーマス・レン(インテリア・デザイナー)
- 会費: 無料
- 用語: 日本語/英語(同時通訳付き)
- 共催: 日米友好基金
ジェーン・ラキーの絵画は、対人関係やコミュニケーションのあり方を描く抽象的な回路図のようなものです。ひもやチョークといった身近な素材で作られる彼女のインスタレーションを見ると、人はすぐ文章や図や絵を書いたり、動いたりして、作品とのやりとりに参加したくなります。
インテリア・デザイナーであるトーマス・レンの作品には、大企業の本社や、こじんまりとしたショップ、展覧会、居住空間など、広範囲にわたるプロジェクトがあります。細部や時間、光、用途、経験、機能などの点にしっかりと注意を払い、そこから発展していく要素を、きちんと配置するよう心がけています。
ラキーは2011年度の「日米芸術家交換プログラム」により来日中で、素材の研究や、現代人のネットワークやコネクションと仏教の巡礼の間にある共通点と相違点を探求しています。クランブルック芸術アカデミー繊維学部の元学部長及びレジデンス・アーティストであり、現在は、サンタフェ(ニューメキシコ州)に拠点を置く、フリーランスの芸術家、教育者です。
レンのプロジェクトは、多くの賞を受賞しているほか、出版もされています。現在は、トーマス・レン・デザインの代表として、サンタフェの国際民芸博物館のために、エントランスと受付まわりのデザインをデザインしています。また日本に滞在中は、アートとデザインの雑誌『TREND』に寄稿し、日本の伝統的な空間の定義や価値を再考する現代のプロジェクトについて記事を執筆する予定です。
写真(上から)・Chalk Talk (Lackey)
・San Marco Shoe Store, Seattle (Lehn)
・Neurosphere (Lackey)
・Traversing the Threshold, a Traveling Formica Exhibit (Lehn)