【アイハウス・アカデミー】 日本の政府と高齢化社会

  • 講師: ジョン・C・キャンベル(ミシガン大学名誉教授)
  • 司会: 村松岐夫(学習院大学教授)
  • 日時: 2009年7月22日(水)7:00 pm
  • 会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
  • 会費: 1,500円(学生1,000円、割引料金*無料)*割引料金は国際文化会館会員の方に適用されます。
  • 用語: 日本語/英語(同時通訳付き)

本講演では、1990年以降の高齢者政策の変更を論じ、日本政府の施策を比較的見地から評価を試み、こうした政策領域と日本の政治全般との関係を考察します。最後に、現在の日本の高齢化社会に対する悲観的な展望について大局的にお話しいただきます。

略歴:ジョン・C・キャンベル

ジョン・C・キャンベル コロンビア大学にて博士号(Ph.D.)を取得、1973年より退官までミシガン大学にて政治学の教鞭をとる。研究対象は、日本の政治全般で、主に政策決定過程や社会政策にフォーカスを置く。ミシガン大学日本研究センター所長などを務める一方で、学外活動として、社会科学研究評議会(SSRC)や米国アジア研究協会などを通じた国際的な学術交流にも寄与。東京大学社会科学研究所、慶應義塾大学医学部の客員教授を経て、現在は東京大学高齢社会総合研究機構客員研究員として滞日中。研究の中心は、日本の高齢社会対策(主に介護保険制度)と、日本および欧米の福祉国家。主著に、『予算ぶんどり――日本型予算政治の研究』(サイマル出版会 1984年)、『日本政府と高齢化社会――政策転換の理論と検証』(中央法規出版 1995年)、『日本の医療――統制とバランス感覚』(池上直己共著、中央公論社 1996年)、『高齢者ケアをどうするか――先進国の悩みと日本の選択』(池上直己共編、中央法規出版 2002年)など。