- 講師: 下斗米伸夫(法政大学教授)
- 日時: 2009年10月7日(水) 0:15 pm~1:15 pm (講演のみ)
- 会場: 国際文化会館 樺山・松本ルーム
- 会費: ご聴講のみ1,500円(割引料金*1,000円)
ご聴講および昼食券3,000円(割引料金*2,000円)
*割引料金は国際文化会館会員の方に適用されます。 - 用語: 日本語(通訳なし)
冷戦終結から20年、アメリカはオバマ新大統領をむかえ、多極的な新しい世界秩序が期待されている中、ロシアは独自の路線を歩んでいます。プーチン氏(前大統領/現首相)の登場によるナショナリズムの高揚、オイルマネーの流入、昨年8月のグルジア紛争など近年の展開から、大国ロシア復活を印象づける動きもみられます。プーチン首相とメドベージェフ大統領の二頭体制発足から1年を経たいま、ロシア社会の現状、そして日ロ関係と今後の展望について、ロシアの政治/社会に精通し、4ヶ月のモスクワ滞在から10月に帰国される下斗米伸夫氏にお話しいただきます。
略歴:下斗米伸夫
1948年生まれ。法学博士。専門は比較政治論、ロシア・CIS政治、ソ連政治史。文部省派遣、新渡戸フェロー、ハーバード大学フェロー、フルブライト・フェローとして旧ソ連、英国、米国に留学。朝日新聞客員論説委員、日本国際政治学会理事長などを歴任。主な著書に『アジア冷戦史』(中央公論新社 2004年、アジア・太平洋賞特別賞受賞)、『モスクワと金日成――冷戦の中の北朝鮮 1945-1961年』(岩波書店 2006年)、『ロシア変動の構図――エリツィンからプーチンへ』(編著、法政大学出版局 2001年)など。