【アイハウス・アカデミー】 アセアン共同体の構築を目指して

  • 講師: スリン・ピッスワン(ASEAN事務総長)
  • 司会: 明石 康(国際文化会館理事長)
  • コメンテーター: 黒柳 米司(大東文化大学教授)、藤原 帰一(東京大学教授)
  • 日時: 2010年10月22日(金)10:30 am-12:00 pm
  • 会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
  • 会費: 1,000円(学生:500円、割引料金*:無料)*割引料金は国際文化会館会員の方に適用されます。
  • 用語: 日本語/英語(同時通訳付き)

21世紀に入り10年が経過し、ASEANも内外の様々な課題に直面しています。域内では、来月に迫るミャンマーの総選挙や、タイ・カンボジア国境付近での紛争、5億5千万人を取り込む域内を統一するASEAN共同体構想が焦点になっています。一方、世界秩序の力学が再編され、太平洋をはさみ、ますます戦略的に存在感を増す中国と大国アメリカとの間でASEANの政治的、経済的影響力の増大は新たな問題を投げかけています。ASEAN地域、そして世界の平和構築と共栄を目指し、組織の課題に取り組み、ASEANがより重要な役割を果たすよう努めている、元タイ王国外務大臣で現在ASEAN事務総長を務めるスリン・ピッスワン氏をお迎えし、ASEANの現状についてお話いただきます。

略歴:スリン・ピッスワン

スリン・ピッスワンハーバード大学で政治学、博士号を取得。1975年から約20年間にわたり、タイの有力英字紙『The Nation』, 『Bangkok Post』のコラムニストとして活躍。1978年から83年までタマサート大学で政治学の教鞭をとり、1986年にタイ王国国会議員に選出。外務副大臣(1992-1995)、外務大臣(1997-2001)の職を務める。外相職退任後、国連などの国際機関の主要ポストを歴任。2008年、ASEAN事務総長に就任。