日米芸術家交換プログラムで来日中の、三人のアメリカ人作家による朗読を行います。スタイルや主張はそれぞれ異なりますが、彼らには日本からインスピレーションを得て、日本を作品の背景に選んだという共通点があります。 |
シェイ・ヤングブラッドは『Add Architecture, Stir Memory』という新作を執筆中で、建物と記憶、その消失と構築がテーマです。今回のフォーラムでは前作の『Black Girl in Paris』からの抜粋を朗読します。 |
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グレッグ・ハーベクの処女作『The Hindenburg Crashes Nightly』は、生涯にわたる強迫的な愛を描いた複雑な物語です。現在は第二次世界大戦下にミクロネシアへ入植した日本人について取材しています。フォーラムでは、リサーチで訪れた小笠原諸島で執筆したエッセイを朗読します。 |
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ブライアン・ターナーは元アメリカ陸軍の軍曹で、彼の詩はおもにイラク戦争とその余波を扱っています。軍人一家に生まれたターナーは、日本を訪れることで日米間に横たわる戦争の歴史から、両国がいかに相互理解を育み、過去を乗り越えて繁栄へと進んでいけるかを、詩で明かしたいと考えています。今回は新旧の詩を織り交ぜて朗読します。 |
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