【IHJアーティスト・フォーラム/ドラマ・リーディング&トーク】 ピロクテーテス

  • 2013年7月10日(水) 7:00 pm 国際文化会館 講堂
  • 作・演出: ジョン・ジェスラン | 日本語訳: ジョナサン・スコット
  • 出演: 笠木誠(ピロクテーテス)、真那胡敬二(オデュッセウス)、中村崇(ネオプトレムス)

    *出演者情報を追加しました!

  • 演出助手:矢野靖人
  • 用語: 日本語(朗読) & 英語(トーク、逐次通訳つき)
  • 共催: 日米友好基金
  • 制作協力: ティーファクトリー
  • 会費: 無料 (要予約・定員70名)


STOPPED BRIDGE OF DREAMS,
Part 1
劇作家、演出家で舞台およびメディア・デザインを手掛けるジョン・ジェスラン氏は、新作『Stopped Bridge of Dreams/Part 2』で取り上げる井原西鶴を研究するため、日米芸術家交換プログラムで来日しています。現代を反映した多岐にわたるテーマを、マルチメディアの要素を取り入れて巧みに作品化するジェスラン氏は、ニューヨークでも屈指の前衛的な舞台芸術家として知られています。
 今回のフォーラムでは、2005年に京都の舞台芸術研究センターで上演された『ピロクテーテス』のリーディングを行います。トロイ戦争を描いたソポクレスの古典を現代に翻案した本作は、世界各地で上演され、日本公演では能楽師の故・観世栄夫氏も出演しました。戯曲の朗読に加えて、ジェスラン氏本人による作品紹介、特にテキストと演出、メディアデザインを融合させる特徴的な手法についてのプレゼンテーションも行います。

 

ジョン・ジェスラン: 言語、映像、建築空間、メディアなどの諸要素が混ざった作風で、テキストや演出、舞台およびメディア・デザインを融合させる手腕が高く評価される。1982年より 30以上の作・演出・デザインを手掛ける。主な作品に、メディア三部作『ディープ・スリープ』(1986年オビー賞)、『ホワイト・ウォーター』、『ブラック・マリア』、60話からなる『虚ろな月のチャン』、『ファイヤーフォール』、『スノウ』など。これまでに全米芸術基金、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)、ファウンデーション・フォー・コンテンポラリー・アーツ(FCA)、マッカーサー基金、グッゲンハイム財団、ロックフェラー財団などから助成を得た。またハリー・パーチのオペラ『怒りの妄想』(ジャパン・ソサエティ)、『ファウスト』(ブルックリン音楽アカデミー)、ジェフ・バックリィ「ラスト・グッドバイ」のミュージックビデオなども手掛ける。著書を TCG、Performing Arts Journal、NoPassport Press、Theater der Zeitから出版。最新作『STOPPED BRIDGE OF DREAMS/Part1』を2012年2月にラ・ママ劇場(NY)で上演した。また新ビデオ・シリーズの『シャドウランド』第1・2話が Vimeoで視聴できる。

ジェスラン氏のウェブサイト、Vimeoページはこちら

  • https://sites.google.com/site/johnjesurun/
  • http://vimeo.com/johnjesurun
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