ALFP2004年度フェローは、2005年8月20日から24日の間、中国・上海で行われた International Convention of Asia Scholars (ICAS) 4に参加した。ICASはオランダ・ライデン大学内にある International Institute for Asian Studies (IIAS)が主催し、「学問領域・研究対象国・アジア研究者たちの出身国などの境界を越えた」対話・議論の場として世界中のアジア研究者たちを集めている。4回目となる今回のICASは上海社会科学院がホストとなり上海で行われた。ICASに関するより詳細な情報はこちら。
[団体パネル “Identity, Security and Democracy: Contradictions in a Globalizing Asia”]
ALFPは2004年度フェローのICASへの参加を、ALFP関連プログラムと位置づけ、 “Identity, Security and Democracy: Contradictions in a Globalizing Asia”と題した団体パネルの登録を行った。パネル発表では、2004年度フェローのうち5名のフェロー(草郷孝好氏、キンレイ・ドルジ氏、カリーナ・アフリカ・ボラスコ氏、セパリ・コテゴーダ氏、グェン・ヴァン・チン氏)が以下のテーマでプレゼンテーションを行った:
- 草郷 孝好 “Rethinking Quality of Economic Growth with People’s Life Satisfaction in Post-WWII Japan” & キンレイ・ドルジ “Gross National Happiness in Bhutan” (共同発表)
- カリーナ・アフリカ・ボラスコ “A Sense of Asia in Filipinos”
- チャンドリカ・セパリ・コテゴーダ “Rescue, Violence and Discrimination in a Disaster: An Exploration of Gendered Behaviour and Gender Policy in the Aftermath of the 2004 Indian Ocean Tsunami Disaster and the Recovery Phase in Sri Lanka”
- グェン・ヴァン・チン “Children in Domestic Service: Another Childhood Narrative”
ALFPパネルには多くの聴衆が訪れ、各プレゼンテーションの後には活発な議論が交わされた。
[ALFPブース]
ICASの期間中、ALFP事務局スタッフはALFPのブースを開き、プログラムの宣伝・広報活動を行った。ALFPブースには多くのICAS参加者が訪れ、プログラムの活動への高い興味を示した。ブースでは過去のプログラム報告書、ALFPディレクトリ、ALFPパンフレットなどが展示、配布された。