■本館再生記念美術展示■
アダム・フレリン: White Line for Tokyo
ロイ・スターブ: Nogiku
- 展示日時: 2007年3月1日(木)~5月6日(日)10:00 am ~ 10:00 pm 国際文化会館 庭園
- ※スターブの作品『Nogiku』は3/15(木)までに完成の予定。それまでの会期中は製作過程をご覧になれます。
リニューアル・オープン・イヤー最後の記念事業として「日米芸術家交換プログラム」のフェローOBによる美術展示を行います。建物と庭園の絶妙な調和を保存・再生した会館を舞台に、この場所を活かし、かつ新たな側面を浮かびあがらせる作品を作っていただきます。
出展作家はアダム・フレリンとロイ・スターブ。ランドスケープを取り込んで目を見張る風景を生み出す新進気鋭のフレリンと、環境美術インスタレーション作家として自然の中に美しい幾何学の造形を浮かび上がらせるスターブの2作品を展示いたします。また会期に先立って出展作家によるアーティスト・トークも行います。
■■アーティスト・フォーラム■■
アダム・フレリン、ロイ・スターブによるアーティスト・トーク
- 日時: 2007年2月23日(金)7:00 pmm 講堂
- 会費: 無料 (要予約)
- 用語: 英語(通訳付き)
- お申込み: 国際文化会館企画部 アートプログラム tel: 03-3470-3211
- 助成: 日米友好基金、米国大使館
Adam Frelin: White Line for Tokyo / Roy Staab: Nogiku
アダム・フレリンの個人サイトはこちら |
■IHJ伝統音楽コンサートシリーズ
唄・語り・三味線 ―常磐津と江戸の粋
- 日時: 2007年2月9日(金) 7: 00 pm 岩崎小彌太記念ホール
- 出演: 常磐津 英寿 (人間国宝、芸術院会員)、常磐津文字兵衛、岸沢式松、
常磐津兼太夫、常磐津一二太夫、常磐津千寿太夫、常磐津兼豊、鈴木幸江 - 演目: 「釣り女」「乗合船」「三味線二重奏」「現代邦楽おきみ」など
- 用語: 日本語/英語
- 入場料: 一般3,500円、 学生2,000円 (学生証をご持参下さい。)、割引料金2,500円 *割引料金は国際文化会館会員の方に適用されます。
- お申込み: 国際文化会館企画部 アートプログラム tel: 03-3470-3211
常磐津はおよそ270年前に生まれ、唄と語りと三味線を見事に融合させて、江戸の民衆を楽しませた伝統芸能です。歌舞伎にとって最も重要な伴奏音楽として道行から心中もの、ユーモアたっぷりの小曲まで、常磐津は日本人の感性にぴったりとフィットし、今日でもその人気は衰えることがありません。最近では若い層の観客も増え、常磐津の楽しさが再認識され始めました。今回のプログラムでは、当会館の長年の会員である常磐津英寿師をスペシャル・ゲストとしてお招きし、三味線の繊細な響きと朗々とした太夫の唄や語りをご披露いただきます。古典からの演目に加え、英寿先生作による現代曲も紹介しながら、英語と日本語で常磐津の歴史や、各曲目、三味線について解説を交えたコンサートをお送りします。
■IHJ伝統音楽コンサートシリーズとは■
本シリーズは英語と日本語のわかりやすい解説を交えて、外国人と普段邦楽に触れる機会の少ない日本人にむけて、一流の演奏家を招いて日本の伝統音楽のコンサートを紹介するシリーズです。
■IHJ レクチャー・コンサート シリーズ ドイツ・リート(歌曲)■
詩から生まれた音楽
- ピアノ・解説: 三上 かーりん バリトン:小川 哲生
- 会場: 国際文化会館新ホール
- 用語: 日本語(英語パンフレットつき)
- 第一回: 2006年11月6日(月)、7:00 pm-
『詩人の恋』 Op. 48 ハイネ作詞、シューマン作曲 - 第二回: 2006年12月15日(金)、7:00 pm-
『美しき水車小屋の娘』 D795 ミュラー作詞、シューベルト作曲 - 会費: 一回公演: 一般4,000円(前売3,500円)
割引料金3,000円(前売2,500円)
学生料金2,000円 - 二回通し券: 一般6,500円(前売6,000円)
割引料金4,500円(前売4,000円)、学生料金3,000円
(学生券をお買い求めの方は当日学生証をお持ちください。)
*割引料金は国際文化会館会員の方に適用されます。
19世紀のドイツ・リートは、ヨーロッパの文化においてロマン派文学と結びつく形で発展した特徴ある歌曲で、日本語の”歌”や英語の”song”、フランス語の”chanson”とも異なる声楽曲”Lied”(リート)として知られています。 「詩から生まれた音楽」と呼ばれるリートですが、その詩を盛り上げるのがピアノ伴奏。音楽の表現力で詩の世界を立ち上げる重要な役割を果たしています。ドイツ・リートは音楽と言葉が形式的に一致しているだけではなく、文学や歴史、民俗学、宗教、心理学などを背景とした「言葉と音楽の融合芸術」なのです。 今回のプログラムでは、これまで数々のリートのレクチャー・コンサートを開催されてきた三上かーりん氏と、バリトンの小川哲生氏をお招きし、ドイツ・リートの名作『詩人の恋』及び『美しき水車小屋の娘』を、演奏とトークを交えてご紹介いただきます。 |
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挿絵:Das Muhlenleben, Wood engraving, after a drawing by Rudolf Schuster (1848-1922) |
出演者プロフィール
小川哲生(バリトン)
国立音楽大学大学院リート科修了。文化庁オペラ研修所修了。波多野靖祐、エリック・ウェルバ、クラウス・オッカーの各氏に師事。バリトン歌手として二期会、東京室内歌劇場、日生劇場、諸団体のオペラ公演に数多く出演。近年、三上かーりん女史とコンビを組んで、さまざまなテーマによるドイツリートのレクチャーコンサートを開いている。現在、国立音楽大学、上智大学、吉祥女子高校各講師。二期会会員。
三上かーりん(解説とピアノ伴奏)
ミュンヘン国立音楽大学ピアノ科・教育科を卒業。ロンドン王立音楽院でピアノ演奏家の資格を取得。1968年来日、以来在住。1996年お茶の水女子大学、人文科学博士の学位を取得。国立音楽大学大学院、お茶の水大学、青山学院、上智大学各講師を経て、現在東京ドイツ文化センター(Goethe-Institut)講師、仁愛女子短期大学名誉教授。
■IHJ伝統音楽コンサートシリーズ■
古典・現代邦楽の今 -外国人作曲家を中心に
- 日時: 2006年10月20日(金曜日) 7:00 pm 国際文化会館新ホール
- 会費: 4,000円(前売 3,500円)
割引料金*: 3,000円(前売 2,500円)
*割引料金は国際文化会館会員の方に適用されます。
*会員ご同伴者は一名までを割引料金とさせていただきます。 - 【出演者】: 坂田誠山(尺八)、木村玲子(箏)、クリストファー遙盟(尺八)、松村エリナ(箏)、桑子裕子(箏)、
野澤徹也(三味線)、山口賢治(尺八)、小林道恵(箏) - 【ゲスト】: きむら みか(歌)、中村仁美(篳篥)、藤舎花帆(鼓・打楽器)
- 【曲目】: 「五段砧」(古典筝曲)光崎検校作曲
「Hymn for Lou and Bill」(尺八+篳篥)E.ショッカー作曲
「but the rain…」(尺八+21絃筝)ピータ・アシキム作曲
「鹿の遠音」(古典尺八本曲)、「チル」(尺八+三味線)タケオ・クドウ作曲
「Forbidden Circles」(声、三絃、17絃筝、尺八、小鼓)B・アウ・ユング作曲
「華やぎ」(筝)三木稔作曲
『オーラJ』は、日本の伝統楽器を中心としながら、他民族の楽器とも自由に連携し、地球上のさまざまな民族の音楽を吸収しつつ、今までにない新たな音楽の創造と演奏活動を展開しようという団体です。1998年に三木 稔・坂田 誠山・木村 玲子らを中心に発足し、このような目的に賛同する音楽家たちの緩やかな結びつきで同人的に形成されています。
■アーティスト・フォーラム■
ディーン・サメシマ アーティスト・トーク&個展
日米芸術家交換プログラムで日本に滞在し、現在gallery.soraで個展を開催中の米国人写真家、ディーン・サメシマのアーティスト・トークをギャラリーソラと共催いたします。ロサンゼルスを拠点とする写真家ディーン・サメシマは7月から8月にかけてギャラリーを”スタジオ”として使用し、6ヶ月にわたる日本滞在の最後を個展に向けた作品製作に充てました。この展覧会では展示作品は特定されず、会期中は作品製作も進行していきます。約三週間にわたって公開される彼の”スタジオ”では訪問する方々が、製作過程の作家に出くわしたり、未完成のインスタレーションや完成した作品を見ることができるかもしれません。最終日の8月26日(土)にはアーティスト・トークを行うとともに、サメシマの帰国と個展終了を祝うクロージング・パーティーを開催致します。
●アーティスト・トーク
- 日時: 2006年8月26日(土曜日) 7:30 pm
- 場所: gallery. sora(104-0033東京都中央区新川 1-25-1)
- 用語: 英語(日本語通訳付き)
- 会場電話: (03)5542-3615
- 地図: http://www.gallerysora.comを参照
- 共催: gallery.sora (Taka Ishii Gallery)、日米芸術家交換プログラム、国際文化会館アーティスト・フォーラム
※特に予約の必要はありません。
●展覧会
- ディーン・サメシマ-即興性のあるワーク・イン・プログレス(Impromptu Work in Progress)
“Obsession, Retribution, Appropriation, Obliteration, Depression, Distribution, Confusion, Collaboration, Isolation, Annihilation” - 日時: 8月3日(木)~ 8月26日(土) Open : (木)-(土) 2pm – 7pm
- 場所: gallery. sora(104-0033東京都中央区新川 1-25-1)
- 会場電話: (03)5542-3615
- 地図: http://www.gallerysora.comを参照
●サメシマの作品:
彼の作品は、アメリカ西海岸のコンセプチュアル・フォトグラフィーの伝統に根ざしています。親密な領域を掘り下げるために概念的な語彙を使用する構造/概念的な彼の作品は、反復性、連続性、引用性を含んでおり、シリーズ化された作品の中には、一連の名も無い風景と建築の外観(実は密かな性的活動の場所)の記録や、ファッション雑誌に掲載された写真(理想化された自己認識の対象)の再撮影、インターネットウェブサイトからのセルフポートレイトの引用などがあります。2005年「Log Cabin」展(Artists Space, NY)、2004年-06年「Will Boys be Boys?」展(巡回展/ホイットニー美術館/キュレーター: Shamim Momim)、2004年「LA on My Mind : Recent Acquisitions」展(MOCA, LA)などのグループ展で紹介され、2002年にはヒステリック・グラマーよりアーティスト・ブック『Dean Sameshima』を出版。また近日『Vitamin(PH) 』がファイドン・プレスより出版される予定です。
Dean Sameshima: http://www.deansameshima.com/
Dean Sameshima ブログ : http://hattenlove.blogspot.com/
■アーティスト・フォーラム■
米国西海岸実験音楽とアジア
エドワード・ショッカーによるトーク/CD
- 日時: 2006年6月10日(土) 18:00開演
- 会場: 遊工房アートスペース(東京都杉並区善福寺3-2-10、Tel: 03-5930-5009)
- 参加申込み: 国際文化会館(Tel: 03-3470-3211、Fax: 03-3470-3170 )
- 用語: 英語 (通訳付き)
- 入場料: 無料
- 共催: 遊工房アートスペース
- 助成: 日米友好基金
現在、日米芸術家交換計画フェローとして滞日中のエドワード・ショッカー氏によるレクチャー。生演奏とCDの音源を通して、アメリカ西海岸における実験音楽の歴史と最近の傾向についてお話します。ヘンリー・カウウェルやコリン・マクフィー、 ルー・ハリソン、ハリー・パッチそしてジョン・ケージなど、カリフォルニアを中心とする西海岸の作曲家たちが、雅楽やガムラン、韓国の宮廷音楽、禅など東洋の文化に出会い、ヨーロッパの影響下から離れていかに独自のスタイルを確立するにいたったか解説します。またショッカー氏自身やアメリカ西海岸の作曲家たちの音楽、理念を具体的に示しながら、この地域がいかに世界の現代音楽の中心となっているか紹介します。
音楽に関する予備知識は必要ありません。
遊工房への交通:
JR中央線「西荻窪駅」北口バス2番「大泉学園」、「上石神井」行き「善福寺」下車すぐ。JR中央・地下鉄丸の内線「荻窪」駅北口、バス0番、「武蔵関駅」行き「善福寺」下車歩1分。青梅街道「善福寺三丁目」交差点南、桃井第四小学校北隣。
遊工房URL: http://www.youkobo.co.jp/
■国際文化会館本館再生記念コンサート ■
卯月の庭園を眺めながら
「雅楽の夕べ」
- 日時: 2006年4月11日(火) 18:30会場、19:00開演
- 会場: 国際文化会館、地下宴会場
- 曲目: 古典曲:「平調音取」、「越天楽」、「壱越調音取」、「蘭陵王」、「酒胡子」等
- 現代曲: 石井眞木作曲:「飛天生動」、芝祐晴:「胡響」
- 入場料: 割引料金*:前売り¥2000、当日¥2500 (会員ご同伴者1名まで割引料金とさせていただきます)一般:前売り¥4000、当日¥4500
*割引料金は国際文化会館会員の方に適用されます。 - 申込み方法: Fax、E-mailで名前、予約枚数、住所を明記の上お申し込みください。お申し込み住所あてに郵便振替用紙を郵送いたします。振替用紙到着後3日以内にお近 くの郵便局にてお支払いください。ご入金の確認次第予約完了とさせていただきます。(申込締切:2006年4月4日)
日本の宮廷を中心に伝承されてきた雅楽は、中国の唐代や古代朝鮮の音楽様式の流れや、アジア各地の芸能の要素を含み、細かな拍子の取り方や独特の音色は、千数百年という長い年月を経て今なお私たちを魅了しつづけています。近年、日本国内はもとより、海外でも雅楽に対する関心が高まりをみせていますが、日本国内で実際にその音楽を鑑賞する機会はあまり多いとはいえません。
本プログラムでは、国内外で活躍している雅楽演奏グループ、伶楽舎が新しく なった国際文化会館の宴会場で庭園を借景として雅楽の代表的な曲目を演奏します(日本語、英語による楽器や曲目の解説付)
■アーティスト・フォーラム■
マルコ・ブロイヤー
Notes, Queries
アーティスト・トーク、スライドショー
- 日時: 2006年4月21日(金) 19時、 国際文化会館、講堂
- 入場料: 無料(要予約)
- 用語: 英語(通訳付き)
- 共催: 東京アメリカンセンター
- お問合せ: (財)国際文化会館企画部 03-3470-3211(月-金、9:00-17:00)
ドイツ生まれでニューヨーク在住のマルコ・ブロイヤーは、カメラを使わないで写真を製作します。破壊的な力を印画紙に直接加えるという手法で、かみそりや ペンキ除去剤、焼けた炭などを使ってダイレクトに記録そのものである写真印画 をつくります。外に向かって表現を提示する絵ではなく、イメージそのものが具 現化することによって見る者に語りかけてきます。 このスライド・レクチャーでは、自身の写真集「SMTWTFS」と最近ニューヨーク 市で行われた“Notes, Queries”という個展について紹介します。