【IHJアーティスト・フォーラム】アーティスト・トーク
『内と外:入り口の文化と空間体験について』
- 2017年12月19日(火)7:00 pm
- 会場: 国際文化会館 講堂
- アーティスト: クウィン・ヴァンツー (建築家、日米芸術家交換プログラムフェロー)
- 用語: 英語 (逐次通訳付き)
- 共催: 日米友好基金 (JUSFC)
- 会費: 無料 (要予約)
建築家として活躍するクウィン・ヴァンツー氏は、人にコミュニケーションをもたらすダイナミックな建築形態を使って建物と空間、身体の関係を探求しています。アートと建築をまたぐ彼女の作品は、空間的な実験やサイトスペシフィックなもので、実際に自身が訪れた場所からの影響を多分に受けています。また、アメリカ南部のおもてなしの表れであるとポーチ(ベランダ)文化や、日本家屋に見られる縁側など、内と外の境が曖昧な空間に影響を受けており、人の社交パターンをさりげなく演出しています。
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【IHJアーティスト・フォーラム】 ソロパフォーマンス 『Bend』
- 2017年10月25日(水)7:00 pm
- 会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
- 作・出演: キミ・マエダ (舞台芸術家、日米芸術家交換プログラムフェロー)
- 用語: 英語 (日本語字幕つき)
- 共催: 日米友好基金 (JUSFC)
- 会費: 無料 (要予約)
キミ・マエダのソロ作品『Bend』は第二次世界大戦中、強制収容所に抑留された二人の日系人男性の実話をもとにしている。アジア美術史家であるマエダの父(晩年は認知症に苦しむ)と、彼が研究対象とした彫刻家のイサム・ノグチである。家族への取材や1940年代の記録映像、砂絵のライブ・ドローイングを織り交ぜ、いかに日系収容所が語り継がれていくのか、記憶のもろさとアイデンティティ、そして二人が追い求めた芸術を問う。
[写真:『Bend』より]
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【IHJアーティスト・フォーラム】 体験型パフォーマンス
光学的庭園ツアー
- 2017年8月3日(木)6:00 pm
- 会場: 国際文化会館 国際文化会館 B1 Room 4
- アーティスト: エレーン・バックホルツ (美術作家・照明家、日米芸術家交換プログラムフェロー)
ゲスト: フロー・ヴァン・デ・ヴェルデ (美術家・教育者) - 用語: 英語 (日本語によるサポートあり)
- 定員:24名(先着順) 対象年齢:16歳以上
- 共催: 日米友好基金
- 会費: 無料 (予約は終了しました)
現象的世界に浸るユニークな没入体験をどうぞ。ナイトハウス・スタジオによる光学的庭園ツアー。国際文化会館の庭園という比類ない素材であり、歴史的な場所で、人の知覚の繊細さに注目し、光や色彩、空間など非物質性の中に遊ぶツアーを行います。ツアーでは見慣れた建築物や風景に視覚的に介入し、見るという概念に疑問を投げかける光学装置を使用します。またナイトハウス・スタジオのフロー・ヴァン・デ・ヴェルデが庭のための音楽を作曲します。
“世界は分厚い光である” ラルフ・ワルド・エマーソン
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【IHJアーティスト・フォーラム】 アーティスト・トーク
生きた色彩で夜を紡ぐ: エレーン・バックホルツの光のインスタレーション
- 2017年7月7日(金)7:00 pm
- 会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
- アーティスト: エレーン・バックホルツ (美術作家・照明家、日米芸術家交換プログラムフェロー)
ゲスト: 藤本隆行 (美術家・照明アーティスト) - 用語: 英語 (逐次通訳つき)
- 共催: 日米友好基金
- 会費: 無料 (要予約)
光を扱う美術作家のエレーン・バックホルツ氏が、立体やデジタルプリント、建築、さらには没入型環境や知覚を刺激する素材を媒介にした、光や映像を考察する近作や、ナイトハウス・スタジオとのコラボレーション作品を紹介します。当日は同スタジオの作曲家フロー・ヴァン・デ・ヴェルデ氏にも参加いただき、バックホルツ氏との協働によるインスタレーション作品における音楽の要素についてお話しいただきます。また、照明アーティストで、マルチメディア・パフォーマンスの先駆けであるダムタイプの藤本隆行氏もお迎えします。
[左上:2015/Middle Sticks 右上:2011/My Hundred Year Old Whisky 下:2016/Spinning Night In Living Color]
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【IHJアーティスト・フォーラム】 映画上映
『カクテル・パーティー』
- 2017年6月23日(金)7:00 pm
- 会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
-
アーティスト: レジー・ライフ (映画監督 『Struggle and Success』、『Doubles』、『夢を生きる』、1990年度日米芸術家交換プログラムフェロー)
- 用語: 英語 (日本語字幕つき)
- 共催: 日米友好基金
- 会費: 無料 (要予約)
- 2017年4月13日(木)7:00 pm
- 会場: 国際文化会館 講堂
- アーティスト: ジェイミ・ナカムラ・リン (作家、日米芸術家交換プログラムフェロー)
- 用語: 英語(逐次通訳つき、作品翻訳もしくは原文テキストを配布)
- 共催: 日米友好基金
- 会費: 無料 (要予約)
沖縄出身の作家として初めて芥川賞を受賞した大城立裕『カクテル・パーティー』(1967年)をドキュメンタリー映画監督として知られるレジー・ライフ監督が映画化。日・米・沖縄をめぐり複雑にもつれ合う人間関係が繊細に描かれます。上映後には監督のお話も伺います。
[映画評より]
レジー・ライフ監督の『カクテル・パーティー』は、沖縄の米軍基地という難しい問題を、力強く人間味あふれるタッチで描く。そして漠然として分かりにくい政治的問題を、生々しい人間関係に置き換えるという戦争史劇作品の真骨頂を極めている。日米関係、日本人とアメリカ人の軋轢、基地と隣り合わせの生活、暴力とレイプ、後ろめたさと無知、正義と不正義、真実と欺瞞…これらすべてが、圧倒的な説得力で迫ってくる。
―ピーター・グリーリ、ボストン日本協会
素晴らしい演技、好奇心をかきたてるプロット、そして何十年にもわたり複雑な日米関係を抱え続ける沖縄の社会状況を描いた映画だ。どのシーンも人間味に溢れ、感動的で、見る者を惹きつけて離さない。『カクテル・パーティー』は強烈な印象を残すとともに、多くのことを考えさせられる作品である。
―デビッド・ ヒューブナー、『Education About Asia』誌
映画『カクテル・パーティ』公式ウェブサイト:www.cocktailpartythemovie.com
【IHJアーティスト・フォーラム】 リーディング
炎上と逃走のあいだ
シカゴで活躍するジェイミ・ナカムラ・リンは、民族的アイデンティティーや宗教教義、精神疾患などのテーマを融合させた作品で知られています。今回のフォーラムでは、日本の民話や宗教観を取り入れながら執筆している小説、『The Sin-Eaters(罪を食べる人)』から、抜粋を紹介します。また、祖父の日系人強制収容所での経験をつづったエッセイも朗読し、祖父の時代の苦しみを踏まえて、リン氏が今、混沌とした現在のアメリカをどのように捉えているかうかがいます。
ジェイミ・ナカムラ・リン ウェブサイト:
jaminakamuralin.com/
Illustration: Cori Lin