※本イベントは終了しました。ライブ配信映像はこちら
- スピーカー: ジェニファー・ルー(Taiwan Equality Campaign事務局長)、杉山文野(株式会社ニューキャンバス代表取締役)
- モデレーター: 道傳愛子(NHK国際放送局シニア・ディレクター)
- 日時: 2021年3月5日(金)6:00~7:00 pm
- 会場: オンライン
- 共催: アジア・ソサエティ・ジャパンセンター、シャハ二・アソシエイツ株式会社、三菱UFJリサーチ&コンサルティング
- 助成: 国際交流基金アジアセンター、MRAハウス、Tanaka UK Japan Educational Foundation
- 用語: 英語 / 日本語(同時通訳つき)
- 参加費: 無料
世界では現在、29の国と地域で同性カップルに結婚の権利が付与されており、アジアにおいては台湾が2019年にアジアで初めて同性婚を合法化した国として注目されています。一方、日本では2015年の渋谷区の同性パートナーシップ条例の導入を皮切りに、性別や性的指向によって社会的マイノリティとされる個人の権利保障に向けた改革や支援が、76の自治体で実施されています。しかし、LGBTQコミュニティに対する理解は依然として限られており、同コミュニティが直面する壁はその国や社会の硬直化を表しているとも言えます。
本セッションでは、台湾での同性婚実現に向け中心的役割を担った活動家のジェニファー・ルー氏と、渋谷区の同性パートナーシップ条例制定に関わった杉山文野氏を迎え、LGBTQの当事者や支援者に限らず、この社会でさまざまな生きづらさを感じている誰もが暮らしやすい社会とは何かを、LGBTQの課題から考えます。
ライブ配信映像
※当日の回線の都合により一部音声が途切れている箇所がございます。ご了承ください。
英語音声の動画はこちら
ジェニファー・ルー(Taiwan Equality Campaign事務局長)
台北生まれ。台湾のLGBTQの権利向上と政治の改革運動に尽力する活動家、フェミニスト、ソーシャル・ワーカー。国立台湾大学にて学士号(社会福祉学)、シドニー大学にて修士号(政策学)を取得後、LGBT支援制度やサービス、ジェンダー平等教育の確立に10年間取り組んだ。2016年1月の台湾国政選挙に、社会民主党からレズビアンとして初めて出馬した代表候補者のひとりでもある。その後、台湾婚姻平等連盟のチーフ・コーディネーターや、台湾同志諮詢熱線協会のシニア・フェローを務めながら、いくつもの抗議集会を開催。うちひとつは、25万人を超える同性婚の支持者を集め、同性婚実現のための運動を後押しした。2019年、同性婚が法制化されたのち、Taiwan Equality Campaignを共同設立。いまだLGBTQコミュニティに対する差別発言や、異性婚と同性婚の間に不平等が残る台湾において、全ての人にとって平等で人権を重んじる社会を目指し日夜活動をしている。
台北生まれ。台湾のLGBTQの権利向上と政治の改革運動に尽力する活動家、フェミニスト、ソーシャル・ワーカー。国立台湾大学にて学士号(社会福祉学)、シドニー大学にて修士号(政策学)を取得後、LGBT支援制度やサービス、ジェンダー平等教育の確立に10年間取り組んだ。2016年1月の台湾国政選挙に、社会民主党からレズビアンとして初めて出馬した代表候補者のひとりでもある。その後、台湾婚姻平等連盟のチーフ・コーディネーターや、台湾同志諮詢熱線協会のシニア・フェローを務めながら、いくつもの抗議集会を開催。うちひとつは、25万人を超える同性婚の支持者を集め、同性婚実現のための運動を後押しした。2019年、同性婚が法制化されたのち、Taiwan Equality Campaignを共同設立。いまだLGBTQコミュニティに対する差別発言や、異性婚と同性婚の間に不平等が残る台湾において、全ての人にとって平等で人権を重んじる社会を目指し日夜活動をしている。
杉山文野(株式会社ニューキャンバス代表取締役)
1981年東京都生まれ。トランスジェンダー。フェンシング元女子日本代表。早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了。大学院ではセクシュアリティを中心に研究し、卒業後は2年間のバックパッカー生活で世界約50カ国+南極を巡り、 現地でさまざまな社会問題と向き合う。帰国後、一般企業に約3年勤めたのち独立。飲食店の経営をしながら、講演活動などを通じてLGBTQの啓発活動を行う。その後、日本初の渋谷区・同性パートナーシップ条例の制定(2015年4月施行)に携わる。同年、渋谷区男女平等・多様性社会推進会議委員ならびにNPO法人東京レインボープライド共同代表理事に就任。著書に『ダブルハッピネス』(講談社、2006年)、『元女子高生、パパになる』(文藝春秋社、2020年)。社会的マイノリティの課題に向き合うことはマジョリティの課題に向き合うことという信念を持ち、目下、東京都でのパートナーシップ制度の導入に向け活動をしている。現在は父として子育てにも奮闘中。
1981年東京都生まれ。トランスジェンダー。フェンシング元女子日本代表。早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了。大学院ではセクシュアリティを中心に研究し、卒業後は2年間のバックパッカー生活で世界約50カ国+南極を巡り、 現地でさまざまな社会問題と向き合う。帰国後、一般企業に約3年勤めたのち独立。飲食店の経営をしながら、講演活動などを通じてLGBTQの啓発活動を行う。その後、日本初の渋谷区・同性パートナーシップ条例の制定(2015年4月施行)に携わる。同年、渋谷区男女平等・多様性社会推進会議委員ならびにNPO法人東京レインボープライド共同代表理事に就任。著書に『ダブルハッピネス』(講談社、2006年)、『元女子高生、パパになる』(文藝春秋社、2020年)。社会的マイノリティの課題に向き合うことはマジョリティの課題に向き合うことという信念を持ち、目下、東京都でのパートナーシップ制度の導入に向け活動をしている。現在は父として子育てにも奮闘中。
道傳愛子(NHK国際放送局シニア・ディレクター)
東南アジアや日米関係を主に取材し、これまで報道番組を中心に「NHKニュースおはよう日本」、「NHKニュース9」、「NHK海外ネットワーク」のキャスターを務める。バンコク特派員としてタイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ASEAN情勢など東南アジアの政治・経済とともに教育、貧困、難民など人間の安全保障に関わる問題を広域に取材。コロンビア大学大学院修士号取得。訳書に『マララ 教育のために立ち上がり、世界を変えた少女』(岩崎書店、2014年)。2018年より国際文化会館評議員。
東南アジアや日米関係を主に取材し、これまで報道番組を中心に「NHKニュースおはよう日本」、「NHKニュース9」、「NHK海外ネットワーク」のキャスターを務める。バンコク特派員としてタイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ASEAN情勢など東南アジアの政治・経済とともに教育、貧困、難民など人間の安全保障に関わる問題を広域に取材。コロンビア大学大学院修士号取得。訳書に『マララ 教育のために立ち上がり、世界を変えた少女』(岩崎書店、2014年)。2018年より国際文化会館評議員。
*インド太平洋次世代リーダーによるウェビナーシリーズは、今後のインド太平洋地域を創る新しいリーダーやアイデア、取り組みを広く紹介することを目的に2021年1月より実施しているウェビナーシリーズです。