- 講師: 中畑 康樹(防衛省統合幕僚監部、第3次派遣海賊対処指揮官)
- コメンテーター: 上野 英詞(財団法人 海洋政策研究財団調査役)
- 日時: 2011年4月22日(金) 12:15~1:45 pm
- 会場: 国際文化会館 樺山・松本ルーム
- 会費: 1,000円(学生:500円、割引料金*:無料)*割引価格は国際文化会館会員の方に適用されます。
- 要予約(昼食は含まれておりません)
- 用語: 日本語(通訳なし)
- 協力: 社団法人 日本船主協会
日本はエネルギー資源の多くを海上輸送による輸入に依存しているため、海上交通路の安全が妨げられた場合、経済活動や生活に大きな影響があります。2010年に世界各地で起きた海賊事件は445件*に達し、その約半数は、日本へのエネルギー供給の生命線ともいえるソマリア沖・アデン湾において発生しています。
今回は、このソマリア沖・アデン湾での海賊対処行動を指揮した、自衛隊の指揮官ならびにソマリア沖海賊問題の専門家をお招きし、その現状や背景などについてお話しいただきます。
*参考:国際商業会議所国際海事局の年次報告書
略歴:中畑 康樹
防衛省統合幕僚監部指揮通信システム部指揮通信システム運用課長、1等海佐。1963年生まれ。防衛大学校卒業、筑波大学大学院修士課程(地域研究研究科)修了。護衛艦「せとゆき」艦長、護衛艦隊司令部幕僚、海上幕僚監部防衛課、第1護衛隊群司令部幕僚などを歴任。第4護衛隊司令在任中の2009年10月から2010年3月にかけて第3次派遣海賊対処行動水上部隊指揮官としてソマリア沖・アデン湾の護衛任務を行う。
略歴:上野 英詞
1942年生まれ。日本大学卒。同大学院修士課程修了。防衛研究所主任研究官を経て、現職。専門分野は米国防政策、日本およびアジアの安全保障問題。著書に、『新国際秩序の構想』(共著、南窓社1996)ほか。