【ランチタイム・レクチャー】 “子どもが一番幸せな国” オランダからみた日本の教育 ―地球市民に求められるもの

  • ※本講演は終了いたしました。
  • 講師: リヒテルズ 直子 (教育研究者/作家)
  • 日時: 2013年4月16日(火) 12:15~1:30 pm
  • 会場: 国際文化会館 講堂
  • 用語: 日本語(通訳なし)
  • 会費: 1,000円(学生:500円、国際文化会館会員:無料)(要予約)
  • ※昼食は含まれておりませんので、各自レクチャー前後にお済ませください。
ユニセフの先進国の子どもの幸福度調査(2007年)で一位になったオランダでは、親と教師が協力して理想の学校をつくり、親は子どもの個性にあわせて学校を選べます。国はその教育理念や方法に干渉せず、学校と教員に高い自由裁量権が認められているのです。またオランダは、自分とは異なる他者に対する寛容に支えられた、市民の共同参加による社会であり、そのことが学校生活のあり方にも反映されています。
本講演では、オランダに長く暮らし、多様性に基づいたオランダの教育システムを研究しているリヒテルズ直子氏を講師にお迎えして、オランダの教育の現在をご紹介いただき、そこからみた日本の教育についてお話しいただきます。

略歴: リヒテルズ 直子

写真:リヒテルズ直子九州大学大学院修了。専攻は比較教育学、社会学。1981年にマレーシア留学後、96年までオランダ人の夫とともに、ケニア、コスタリカなどに滞在。以後、現在に至るまで家族と共にオランダに在住して、実体験を通して見たオランダの教育・社会事情を発信し続け、日本でも講演・ワークショップの企画開催、執筆など旺盛な活動を展開している。オランダにおいても、日本の大学研究者、文部科学省委託現地調査などに、研究者として協力。著書に『オランダの個別教育はなぜ成功したか―イエナプラン教育に学ぶ』(平凡社 2006)、『残業ゼロ授業料ゼロで豊かな国オランダ』(光文社 2008)、『いま「開国」の時、ニッポンの教育』(ほんの木 2009・尾木直樹氏との共著)、『オランダの共生教育―学校が公共心を育てる』(平凡社 2010)、『祖国よ安心と幸せの国となれ』(ほんの木 2011)など。