【会員特別講演会】米国大統領選挙後の世界情勢と日米関係

本イベントは終了しました。

  • 講 師: 渡辺 靖(慶應義塾大学環境情報学部教授、国際文化会館理事)
  • 日 時: 2024年10月29日(火)6:30~8:30 pm ※懇談会(終演後~8:30 pm)
  • 会 場: 岩崎小彌太記念ホール
  • 用 語: 日本語(通訳なし)
  • 対 象: 国際文化会館会員(配偶者・パートナーの方もご参加いただけます。)
    ※当日、会場前の受付にて会員証のご提示をお願いいたします。
  • 会 費: 5,000円/名(要申込み、お飲み物と軽食をご用意します。)

国際文化会館では、会員の方を講師にお招きした「会員特別講演会」を実施しております。10月は、米国研究の第一人者で、各メディアでも大統領選挙について解説されている渡辺靖氏をお迎えいたします。
登壇後に、質疑応答の時間と、軽食やお飲み物をご用意した懇談会も設けておりますので、会員同士の交流の機会としてもぜひご参加ください。

世界最大の軍事大国、そして経済大国である米国大統領選挙の行方は、米国国内のみならず、世界秩序そして日米関係にも大きな影響を与えます。
混迷を深める中東情勢やロシアのウクライナ侵攻、台湾有事を含む対中政策、そして分断を深める米国社会や強まる保護主義化など、この不安定な世界は、選挙後どのように変化していくのでしょうか。
何より民主主義、自由貿易、法の支配そして人権を幹とした理念の大国といわれる米国民主主義の行方はどうなっていくのでしょうか。

選挙結果が世界史を大きく動かすものになるかもしれない大統領選挙後の世界について、長年米国社会を観察し続けてきた渡辺先生にお話しいただきます。

渡辺 靖(慶應義塾大学環境情報学部教授、国際文化会館理事)

上智大学外国語学部卒業後、ハーバード大学より博士号(社会人類学)取得。オックスフォード大学シニア・アソシエート、ハーバード大学国際問題研究所アソシエートなどを経て現職。他にもケンブリッジ大学フェロー、パリ政治学院客員教授、北京大学訪問学者など歴任。文化人類学、文化政策論、アメリカ研究を専門とし、アメリカ白人社会についてその内部からインタビュー調査を行う手法で過去に例のない実態研究を進め、著作『アフター・アメリカ—ボストニアンの軌跡と<文化の政治学>』(慶應義塾大学出版会、2004年)でサントリー学芸賞を受賞。人々の生きた声をもとにその社会の実態に迫っていくと同時に、グローバル化し変容する社会でのパブリック・ディプロマシー、広義の文化保護の観点などを踏まえながら、文化・外交の可能性を考察する重層的な研究・提言を行っている。著書に『文化と外交―パブリック・ディプロマシ—の時代』(中央公論新社、2011年)、『<文化>を捉え直す—カルチュラル・セキュリティの発想』(岩波新書、2015年)、『白人ナショナリズム アメリカを揺るがす「文化的反動」』(中央公論新社、2020年)ほか多数、近著に『アメリカとは何か 自画像と世界観をめぐる相剋』(岩波新書、2022年)。