- 講師: ロバート・エルドリッヂ (米国海兵隊太平洋基地政務外交部次長)
- 日時: 2015年8月8日(土) 1:30~3:00 pm
- 会場: 国際文化会館 講堂
- 用語: 日本語(通訳なし)
- 会費: 無料
日本政治外交史の研究者として広く知られ、実務者として在沖縄米国海兵隊の外交政策の一端も担ってきた氏に、世界やアジアの情勢とともに変化する日米同盟の課題と展望をお話しいただきます。
ロバート・エルドリッヂ (Robert D. ELDRIDGE、米国海兵隊太平洋基地政務外交部次長)
1968年米国ニュージャージー州生まれ。リンチバーグ大学(国際関係学)を卒業後、JETプログラムにて来日。神戸大学大学院(政治学)にて修士および博士号を取得。専門分野は日本政治外交史、日米関係論、戦後沖縄史、安全保障、対外政策、防災政策など多岐にわたる。これまで、日本学術振興会やサントリー文化財団、国際基督教大学アジア文化研究所、平和・安全保障研究所などで特別研究員を務めた。2009年9月に現職に就く前は、大阪大学大学院国際公共政策研究科にて教鞭をとった。現在、日本アジア協会や太平洋戦争記念協会(在ホノルル)の理事、世界平和研究所客員研究員なども務める。また、2011年の東日本大震災の際には、トモダチ作戦に携わった。主な日本語著書に『沖縄問題の起源』(名古屋大学出版会、2003年)、『硫黄島・小笠原をめぐる日米関係』(南方新社、2008年)、『尖閣問題の起源―沖縄返還とアメリカの中立政策の形成―』(名古屋大学出版会、2015年近刊)がある。その他、日英による著書、寄稿、翻訳多数。『沖縄問題の起源』でアジア・太平洋賞・特別賞(2003年)およびサントリー学芸賞・思想歴史部門(2003年)を受賞したほか、中曽根康弘賞最優秀賞(2012年)も受賞している。新渡戸国際塾とは
国際文化会館は日本ならびに日本人の国際的な存在感が希薄になっている現状に鑑み、次世代を担う人材育成のため「新渡戸国際塾」を開校しました。「国際性」と「リーダーシップ」をテーマに、塾生たちは、講師陣の豊かで先駆的な生き方や専門性から、多様な考え方と視点を学んでいます。第八期は期を通して「2030年の世界を考える―世界のために何ができるか」について考えます。各分野の第一線で活躍する講師陣による講演を一部公開していますので、是非ご参加ください。