- 講師: 室瀬 和美 (漆芸家、人間国宝)
- 日時: 2015年11月28日(土) 1:30~3:00 pm
- 会場: 国際文化会館 講堂
- 用語: 日本語(通訳なし)
- 会費: 無料 (要予約)
今日の日本文化を作り上げてきた芸術としての伝統工芸。なかでも漆芸は歴史的に見て極めて高度な展開を示してきました。本講演では、日本の伝統的な美や心を世界に伝え、現代そして未来への伝承に努めてきた漆芸家で人間国宝の室瀬和美氏に、作品・創造・技術、そしてそれを通して見える日本文化の真髄、また国際的視点に立ってはじめて見えてくる伝統の意義についてお話しいただきます。
※ なお、講演開始までの間(1:00-1:25pm)、室瀬氏の作品制作過程を記録したドキュメンタリー映像(12分程度)を上映いたしますので、ご関心のある方は少し早めにご来場ください。
室瀬 和美 (漆芸家、人間国宝)
1950年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻修了。漆芸作家。日本工芸会副理事長。目白漆芸文化財研究所主宰。創作活動とともに文化財の修復活動も行い、三嶋大社蔵国宝「梅蒔絵手箱」の模造制作や、ロンドン、プラハなど海外での保存修復活動を行う。漆と日本の美を伝えるべく、海外への出展、講演活動も積極的に行っている。2008年、重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)に認定。同年、紫綬褒章受章。日本伝統工芸展にて東京都知事賞など受賞多数。著書に『漆の文化-受け継がれる日本の美』(角川選書、2002年)、『室瀬和美作品集』(新潮社図書編集室、2014年)がある。
1950年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻修了。漆芸作家。日本工芸会副理事長。目白漆芸文化財研究所主宰。創作活動とともに文化財の修復活動も行い、三嶋大社蔵国宝「梅蒔絵手箱」の模造制作や、ロンドン、プラハなど海外での保存修復活動を行う。漆と日本の美を伝えるべく、海外への出展、講演活動も積極的に行っている。2008年、重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)に認定。同年、紫綬褒章受章。日本伝統工芸展にて東京都知事賞など受賞多数。著書に『漆の文化-受け継がれる日本の美』(角川選書、2002年)、『室瀬和美作品集』(新潮社図書編集室、2014年)がある。
新渡戸国際塾とは
国際文化会館は日本ならびに日本人の国際的な存在感が希薄になっている現状に鑑み、次世代を担う人材育成のため「新渡戸国際塾」を開校しました。「国際性」と「リーダーシップ」をテーマに、塾生たちは、講師陣の豊かで先駆的な生き方や専門性から、多様な考え方と視点を学んでいます。第八期は期を通して「2030年の世界を考える―世界のために何ができるか」について考えます。各分野の第一線で活躍する講師陣による講演を一部公開していますので、是非ご参加ください。