本イベントは終了しました。レポートはこちら
- 講師: リチャード・エマート (武蔵野大学教授・シアター能楽芸術監督)
- 日時: 2015年12月14日(月) 7:00~8:45 pm
- 会場: 国際文化会館 樺山・松本ルーム
- 用語: 英語 (通訳なし)
- 会費: 2,000円
(国際文化会館会員と学生は1,500円、前日もしくは当日、国際文化会館へご宿泊の方は無料) 会費は、当日会場の受付にて現金でお支払いください。 - 定員: 80名 (要予約)
国際文化会館は、KISAKO Intercultural Instituteとの共催で、英語による日本文化講座を実施しています。本シリーズでは、日本文化をさまざまな切り口で取り上げ、外国人の方にも日本人の方にも、新たな発見があるような内容をご紹介しています。今回は、英語能の劇団「シアター能楽」芸術監督で、武蔵野大学教授のリチャード・エマート氏をお迎えし、能の世界や歴史をお話しいただきます。日本の伝統文化の中でも、難解で敷居が高いと思われがちな、能。約40年前に日本で能を習い始め、仕舞、謡、囃子のあらゆる側面で能の研鑽を積み、多くの外国人に能を教えてこられたエマート氏に、デモンストレーションを交えながら、能の楽しみ方、その世界観や魅力をたっぷりと伝えていただきます。エマート氏から参加者の皆様へのメッセージはこちらです。
レポート
リチャード・エマート
能の喜多流仕舞教士。1949年米国オハイオ州生まれ。70 年に初来日し、早稲田大学国際部に留学。伝統邦楽と芸能に興味をもつ。72年アーラム大学卒業後、73年再来日。同年より能の仕舞・謡を習い始め、その後、能の囃子-能管、小鼓、大鼓、太鼓を習う。東京藝術大学で日本やアジア伝統芸能を研究し、修士号取得、博士課程修了。英語能の作曲、演出を数多く手がけ、90年にCD「英語能」をリリース。国内外で能の ワークショップ、レクチャー、公演などを行い、意欲的に活動中。東京と米国ブルームズバーグ、英国のロイヤルホロウェイで毎年行うNoh Training Projectの監督・指導も務める。その他、国内外の英語能の作曲・演出・出演として「鷹の井(1981)」、「漂炎(1985)」、「イライザ(1989)」、「ラコタの月(2001)」、「カモメ(2006)」、「パゴダ(2009/11)」などがある。外国でのアジア伝統芸能のコラボレーションの演出・出演は「Dragon Bond Rite(1997、ニュー・ヨーク)」、「Siddharta(2003、クアラルンプール)」など。著書に、国立能楽堂出版の英語能解説書シリーズ「Noh Performance Guide」の7冊や、英語の能サマリー「The Guide to Noh of the National Noh Theatre」の4冊(計8冊出版予定)などがある。